第18話
日本円の持ち出しは150万円ほどだ、でも1200万円手に入れるとこができ、今月はダイヤを後7個買ってもらえることが決まった。
7個のダイヤは郵送することで決まった、紹介してくれた米本にも大金の手数料が入ることになり、かなり感謝された
「最近お前変な物に手を出してるが何があったんだ?最初はグラス、次はアルミ缶、今回はダイヤ 次はどんな物に手を出すんだ?」
実はそれについては考えがある、これだけ資金があればできると思う。それについてはまだまだリサーチが必要だ。
「また頼むことあると思うよ、しばらくはダイヤの手数料で勘弁してくれ」
このままいけば米本にも月に500万円もの手数料が入る、俺には4000万円だ、手元にあるダイヤだけでも残り297個、これは今後増やすことができそうだ
アステル以外のドワーフでも所持してる物がいるであろう、集めたら何個になるのであろうか、段々と相場が上がるだろうけど、現代で売る値段に比べれば雀の涙程度だ
米本との会話を切り上げ買い出しだ、アステルと約束したお酒、ビール程度ではなくウォッカ、ウイスキー、ブランディー、ワインや度数の高いので有名な泡盛も持っていこう
総額5万円ほど購入し、前から検討していた綿製品、向こうでは肌着で麻を使っていたが、麻は高い、綿の方が安く広めることができるであろう。
滅多に使わない鏡や一部の職種しか使わない炭よりも回転率は上がるだろう。
流石に女性用の下着は購入は無理なので男性用のシャツやパンツを100枚ずつ用意して向こうに渡る、時差があるので、こちらの夜は向こうの朝、睡眠時間多少削れば平日でも行くことができる。
祖母の家の倉庫に入ると人の気配がする
(誰だ、こんなとこにまさか父親が?)
普段は使うことないが明かりを点けた、すると倉庫の中でテレサが倒れていた、向こうの住人はこちらに来れないはず、それはリリムで確かめてある。
「おい、こんなところで何してる?」
返事がない、命令を破った罰則を食らって、気を失っている、取り敢えずドアを潜り向こうへと渡る
テレサをベッドへと寝かせ、しばらく様子を見る。
「うぅーごめんなさい、ごめんなさい」
謝るばかりでは何も事情がわからない
「だから何があったんだか、説明しないとわからないじゃないか」
「はい 昨日寝ていたはずなのに間違えてドアを開けたら隣の部屋に行ってしまい、入った瞬間ビリビリと痛みが襲い、命令を破ったことを知りまた。」
寝ぼけてただけだ、だか何故ドアを潜れた、今まで現代・異世界と渡ることが出来たのは俺と商品のみ、そこで1つ仮説を立てた。
リリムは一般市民、テレサは俺の奴隷、つまり俺の持ち物
(人間なのに物扱いか)
この仮定は検証が必要だが、まずは回復を待とう、もうじき朝だが、テレサはそのまま寝かせて置いて、シャツとパンツを木札に価格を書いて陳列する、いくらにしようか
シャツは原価500円 パンツは原価300円
銅貨20枚と15枚でいいか、決まった。
次はアステルの元にお酒を持っていく
「親方ー起きてるか?」
「朝からやかましい、もちろん起きてるわ、入ってこい」
既に作業をしていた、いつも3時ぐらいまで仕事してるの知ってるから、その分朝は早いのであろう、でも朝から酒なんて持ってきて、飲まずに待つなんて出来るのかな
「約束の酒を持ってきた、仕事終わったら飲んでくれ」
「なぜ待たねばならんのだ?」
やっぱりね、飲む気満々じゃん、何から渡そう、まずは度数の高い泡盛がいいか
「ビールとは違って透明か、味はあるのだろうな」
「文句は飲んでから言ってから」
「まぁそうだな、うん これは少し甘ったるいが喉にガツンとくる感じがいい、他にはないか」
まだ朝だぞ、仕事出来るのかよ、タダでやるほど甘くはない
「この前の鉱石もうないのか?もちろん交換だよ」
「あんな飾りにしか役に立たない物が欲しいのか、もうわしのところはこの前全部渡したぞ」
「ならそれだけで終わりだ、大事に飲んでくれ」
「ま 待て、他の工房にもたくさんあるわ、そこからもらってくるからもっとよこせ」
「白いのだけでなく赤いのや青いのや緑色のでもいいぞ」
「赤いのならわしのとこにも少しある、20個ほどあるから、残りの酒全部よこせ」
5万程度でルビーが手に入るならこれの10倍渡してもいい、足元見られるのもしょうに合わん
「半分でどうだ、ウォッカとウイスキーなら交換しよう」
「それでいいわい、今持ってくるから待っとれ」
これでルビーも手に入る、すぐに帰ってサダムさんに連絡だな
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