本当にごめんなさい、でもこの枠借りてエヴァについて語らせて(ネタバレなし)
まず、本当に申し訳ございません。
「シン・エヴァンゲリオン劇場版:|」を見てからいてもたってもいられなくなったのでこの枠を借りさせていただきます。本編と関係ないので嫌な方は無視してしまっても構いません。ただ、言いたいんです。お願いします。
さあ、昨日。
日本のアニメ史——いや日本史に残るあのアニメが完結しました。
——そう、みんなが絶対に知ってるアニメ「新世紀エヴァンゲリオンシリーズ」。1995年から始まった本作ですが、この時代に僕は生れていませんでした。1996年の再放送でブレイクし、アニメシリーズの最後二話を再構成した劇場版「エヴァンゲリオン劇場版AIR/まごころを君に」を上映し、その知名度は世界まで広がりました(恐らく)。
そんなアニメを知ったのは僕が小学六年生の頃、従弟についていったエヴァンゲリオン展でした。そこでエヴァに興味を持ち、当時の金曜ロードショーで序、破、Qを見て衝撃を受け、中学二年生の頃にアニメ版をすべて視聴しました。
最初はただ普通に面白い戦闘系のSFアニメかなぁ——と思っていたのですが、途中から鬱になる展開と意味の分からない心理描写。なにより壊れていく主人公とヒロイン、そしてテレビ版25,26話の理解できない完結。僕は遊び心溢れる庵野秀明監督のエヴァ沼にハマりました。
しかし―———意味が分からないアニメは果たして面白いのでしょうか?
それから数年経った今ならその理由が分かります。その謎を解明し、考察していく中で作品の伝えたいことに気づき、それを楽しむ。それこそがこの作品を楽しむことなのです。
世の中にはエヴァを分かってないなぁと言える人がたくさんいます。動画視聴サービスの新エヴァQのレビューは特にそうでした。
僕は言いたい。
————その謎を解明し、考察する。そして自分の中で補完する。つまり、人類補完計画です(錯乱)。
馬鹿な僕でもできるのだから、大人のあなた方は絶対にできます。
なにより庵野監督が漫画一巻のあとがきで語っていた「四年間何もできなかった自分へ向けて」というフレーズ。僕が生まれていない世界で庵野監督は一体何を考え、何を成し遂げたかったのか―—想像するだけで鳥肌が立ちます。
だからこそ、エヴァは分からないのに面白かった―—と言えるのです。意味なんてこれっぽっちも理解できていないのに面白くて最高で、混乱する自分を楽しむ。それだけ、いつも受け取る側の僕らへの「何もしていない受け取る側の自分たちへ向けて」のメッセージなのです。
そして、さらに。
沼でした。
旧劇場版(先ほど述べたAIR/まごころを君に)を見て、余計に衝撃を受けました。人類補完計画の恐ろしさを体感し、まるで神話を描いているように見えるエヴァにより深く入り込みました。そして、僕は中学三年生にして、晴れてエヴァファンの——いやアニメファンの道を歩み始めました。
そして、その出会いから8年がたった大学生の今。
エヴァ終劇が僕を襲ったのです。
延期続きのエヴァがウザかったあの頃が懐かしい。鬼滅に飲まれるのかなって思っていました。
しかし、今回の映画はすべてを覆しました。
上映時間にして三時間。なのに全く退屈はしませんでした。むしろ、時間が早く進んだくらいに最高で、深くて、やっぱりエヴァな作品で——今にも泣きそうです。
アスカ、レイ、マリ、シンジ。
大好きだ。
この作品はエヴァがエヴァ足らしめたエヴァです。もう何を言っているかは分かりません笑
もしも、見に行っていない人はぜひ見に行ってください。
僕と一緒にこの虚無感を楽しみましょう。
庵野秀明監督、すべての制作スタッフに最高な感謝を。
そして、すべての
エヴァ大好き系大学生女子歩直
PS:次回からは普通に続きます。自己満に付き合ってくださりありがとうございます。あと僕は理系男子学生。嘘も方便ってね?
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