第121話 「どんなにいそがしくても:お題・中華料理」

ランチタイムの中華料理屋は戦場だ。先輩は厨房、俺はホール。

出来上がった料理をテーブルに運ぶと、客が全員うめいている。

「うまい……うますぎる」

「これ、作っているやつ、神だわ」

違うよ。

運んでいる俺が。

天使なんだ(笑)。

やべえ、どんなにいそがしくても、羽根だけはしまっておかないとな。

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「きみを、140字で落としたい」 水ぎわ @matsuko0421

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