第316話 テトロドトキシン
山口県のフグ毒も治す名医といわれる医者は、市内から同心円上の場所にあった。フグ毒は、鉄砲の名が表すように当たれば死ぬが、分解も早いので、戸板に乗せて医者の元に運ぶ間に死ななければ助かったのだ。
(嘘ぉ? 逢った瞬間、運命にハートを撃ち抜かれたと思ったのに…こんなのとやっちゃったの?)
★☆★
通じるかな?
昨夜会ったばかりの男性とのワンナイトラブ。
会った瞬間テトロドトキシンに当たったかのように恋に落ち、熱い夜を過ごした朝。
テトロドトキシンの毒の恋は分解され、完治した彼女は、横で寝る男性にまったくトキメかず、自分が何故、運命の恋と思う程「好き♡」と思ったのかも解らず、頭を抱えるのだった。
テトロドトキシン的な惚れ薬でも飲まされてたか?(←どんな惚れ薬だ?)
*
山口県のフグ毒の医者が同心円上に分布してたっていうのは、夫が教えてくれた。
流石、私の外付けHD。ありがたや~。
☆★☆
明日のお題は『期待』
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