第317話 期待 -SIDE 女

だって、謝ってくれるんだもの。

「俺が悪かった。すまない。許してくれ」

って。


悪い事をしてるって自覚はあるのよ。


私の頬を、脛を、背中を摩りながら、

「痛かったよな。なんで、俺…ごめん。こんな事、もう絶対しないから」

って。


それから、とんでもなく優しく私を抱くの。

だから、期待してしまうの。



★☆★


とあるDV被害者の言い分。



☆★☆


続きの『期待』は明日~♪

『男』と『裁判員』の3部作の予定。



『傍観者』を追加して4部作になった。

こうなれば、『女』を『被害者』、『男』を『加害者』にしても良かったか?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る