第314話 電池切れ

ブンッ…

という音を最後に、椅子に座る彼女の前のディスプレイも、タッチパネルも、彼女を照らすライトも、ディスプレイが映し出していた、彼女の主人の棺を安置する部屋の全ての機器も、何もかもの電気が切れた。


彼女の首から伸びたコードから供給される、彼女の体の中に内蔵された電池が切れたのだ。



★☆★


なんていうか、イメージだけで書いてるから、よくわからんものになったな。


生前の主人は、アンドロイド(ロボット?)の彼女の背中をパカッと開けて、電池を入れ替えていた。首のコードは、TVとBRの接続に使うような奴のイメージ。

主人が亡くなった後、彼女は、主人の体が腐ってしまわぬように、自分の体の動力の電池を使って、彼女の主人の棺の温度や湿度管理を行っていたが、ついに、彼女に内蔵された電池が切れ、全ての電力供給が切れた。って感じの話を書きたかったわけだ。

アンドロイドの人間の主人への献身愛~みたいなやつ。



☆★☆


次のお題は、ボツってた『形而上』


書くつもりは無かったのですが、

取り合えず、チャレンジだけしてみました。

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