第295話 消灯ラッパと渋滞 *BL
「おい。消灯ラッパが鳴るぞ」
生徒監督生の特権。
個室のベッドを占領する彼の肩をゆすると、
「…う…ん」
寝返りをうち、若枝の様な腕を俺の腕に絡める。
慌てて引き剥がすと、すぐに寝息を立て始めた。
生唾を飲み下す。
俺が見回りに出ると、彼は次の部屋へ行く予定なのに。
彼待ちの渋滞が、又、伸びる。
★☆★
生徒監督生とか、寄付金の多い生徒とかは、寮の部屋が個室なんでしょうな。
『渋滞』で普通に作ろうと思ったんだけど…
一度解放した趣味には勝てませんでした。m(__)m
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます