第220話 抜け殻
離れ難き朝を迎えた私の文に御返事を下さらないばかりか、
お前を伴に忍んでいった私から、
蝉の脱殻の如き
薄情なお前の姉君がいけないのだよ。
彼女への恨みを睦言に、
小袿の褥で息を弾ませ、
私に身を委ねるお前も、
私はいじらしく想っていたのに、
もう可愛がってはあげられぬ。
★☆★
〖源氏物語:空蝉〗/紫式部
最後の一線を越えてたかどうかは解らないけど、
光源氏と小君ってデキてたっぽいんだよ。
女を知ったと思ったら、速攻、稚児にも手を出すとは…
流石(?)、光源氏だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます