第219話 白いカーテン ② ★
私の目の前には白いカーテンがあり、
その向こう側で女は服を脱いでいる。
こちら側に残る女の靴に視線を落とし、
衣擦れの音が止むのをじっと待つ。
シャッ。
私は、
値札のついた私オススメワンピースに着替えた女に
「きゃあ♡すっごくお似合いですぅ」
と、これでもかと張り付けた営業スマイルで応対した。
★☆★
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