第144話 とろろ

「これはっ!」


うっかり某乙女ゲームの世界の悪役令嬢の御学友取り巻きに転生してしまった喜多八は、数年に一度、世界各国からやって来るバザールを訪れ、偶々知り合った着物の少女の父親が出してくれた昼食に感嘆の声を上げた。


それは、かつて夫婦喧嘩に巻き込まれ食い損ねた、鞠子宿の名物とろろ汁であった。



★☆★


乙女ゲーム×東海道中膝栗毛


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