第120話 学級会 ★

学内で行われるクラス対抗合奏コンクールの出し物を決める学級会。

有無を言わせぬ満場一致の演奏曲は、

あのスーパーアイドルの新曲で流行のバラード。


次の議題は各々の演奏する楽器。

主旋律の伴奏楽器に決まった時は眩暈がしたが、結果オーライ。

音は響けど姿は見えぬ、

私のパートはエレクトーンの足。



★☆★


最後の一行は実話。

うん。良かったよ。

私から体育館に集まる他のクラスの生徒(観客)が見えないように、

観客からも私が見えない。

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