第044話 ベテラン ≪秋山好古≫ ★
「誰ぞな? あの愛想のええ変な親父は」
「でかい鼻じゃ」
「あれじゃ! ヒンデンブルグに似とるぞなもし」
「ヒンデンブルグか、そりゃええわ」
「それよか、次の校長よ」
「陸軍大将やぁ、いよったなぁ」
「緊張じゃあ」
伊豫の松山・北豫中学校の新校長は、日露戦争の英雄で日本騎兵の父・秋山好古であった。
★☆★
『ベテラン』…何も思い浮かばなかったの。
『ベテラン』とは、退役軍人の事らしい。
好古さんは予備役だから、『ベテラン』ではないのだが、
もう65歳だし、他の仕事に就くわけだし、いいかなぁ~って。
だが、校長になる条件が、俸給の辞退 Σ(゚Д゚;)
くそカッコええ。好きだっ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます