第4話
人類は、賢そうに見えて愚かだ。
科学などという迷信を信じて、核兵器を作る。その結果は、人類みずからが人類みずからの生存を消滅させる可能性を持つことになる。
同時に、地球星を多くの生命体が存在できないように汚染させてしまう。
いったい誰から地球を借りていると思っているのだろう。
人類の愚かさは歴史が証明している。
地球上の非常に多くの生命体の中で、同類の命を奪った数が、最も多いのは人類だ。
権力欲、名誉欲、経済欲など、人類の心の中にある欲望という本能によって同類を殺し続けている。
また、偏見による分断で、憎悪を増幅させ、意味もなく敵とみなした同類を大量に殺戮している。
これほど、同類を殺戮する能力があるのは、地球星においては人類以外にない。
すなわち、人類とは、地球上最も愚かな生命体だ。
この愚かな人類を救うためには、ブッターは、きずなだと唱えるが、そんなきれい事で、救われるような連中ではない。
いい加減で、リセットする必要がある。
今がそのチャンスだろう。
今後の地球のためには、とにかく一度、地球上のすべての人類を消滅させ、新たな賢い人類を誕生させる必要がある。
人類を全滅させるのは簡単なことだ。人類自身の愚かさを利用すればよいだけだ。
コロナウイルスを使って分断し、そこから生まれる差別と偏見によって、相手への憎悪を増幅させ、殺し合わせるのだ。
人類の科学的能力では、コロナウイルスは宇宙空間から地球上に降り立っているものだということが理解できない。
「宇宙空間から、地球上にウイルスが自然の状態で入って来る訳がない」
などという幼稚な迷信にとりつかれている。
少し考えれば分るだろう。
宇宙の星々や存在するあらゆるものは、宇宙の中にそれを生み出す可能性があるからこそ出現したものだ。
だから、地球には宇宙空間から、あらゆるものを受け取り、それを育み育てる能力が備わっているのだ。
人類はこんな簡単なことさえ理解できないでいる。
コロナウイルスを魔人によって地球上の、都合の良いに人間に植え付ければ、それが伝染する。
そして、ウイルスが宇宙空間から来たことも知らずに、感染元を敵の中に探し、大騒ぎになるだろう。
やがて、分断と争いが始まり、時が来れば、自滅していくことは間違いない。
簡単なことだ。
サダルマフンダリカ 大和田光也 @minami5
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