第2話

家の外に出た

「キャッ」

ポヨォンポヨォン

「え?えぇぇぇぇ!」

家の前にいたのは代表的なモンスターといった感じのプヨプヨした丸い物体、もう何かおわかりだろうか。

「ス、ス、スライムだぁぁぁ!」

瞬介の異世界への憧れに火をつけてしまった…

思わず抱きつく

「チュラッ!?」

スライムが困惑したような表情を浮かべている。

だがしかし、すぐにスライムは攻撃体制に切り替えた。

「えっ?」

「チュッらっ!」

「うわっ!」

スライムは少し跳ねたあと体当たりをしてきた…


しかしゲームでもおなじみの通り、あんなプニプニした物がぶつかってきてもあまり痛くはない。

……瞬介もいきなり飛びかかってきてびっくりして尻もちをついてしまっただけだった。

「なんだよ!いきなりさぁ!可愛いと思ってたけど、もう知らないぞ!」

そうすると、近くにあった木の棒を拾いスライムに叩きつけた。


【瞬介】Lv.1 は、【木の棒】で、

【スライム】Lv.3 に、

0 のダメージ!! …物理攻撃体制に阻まれた。


「マァ、ソウダヨネー、スライムだもんねー」

「瞬、離れなさい。」

「えっ!あ、ほい」


【舞香】Lv.76 は、魔法【爆裂砕神】で、

【スライム】Lv.3 に、

36500 のダメージ!! スライムは消滅した。


するとスライムは爆砕し、周囲に青い液体が飛び散るだけとなった……むごい……

「………えーー、色々突っ込みたいんだけどー、まず、このアナウンス、あと、お母さんのレベル、エグい魔法…ナニコレ、36500って初期のダメージじゃないでしょ…」

「何か、適当にいじってたらできたのよ。」

「すごいなー、チートやん、あ、宝箱だ!」

宝箱で魔法のことなんてすっかり忘れてしまったようだ。


【瞬介】は、【初めの宝箱】を、手に入れた!!

中には、【栄光の剣(舞香専用)】Lv.99

    【白鶴のマント(舞香専用)】Lv.99

    【煌きの羽鎧(舞香専用)】Lv.99

が、入っていた!!


「宝箱の名前と中身が、合ってない……あと全部お母さん専用………」

「あら?なんでかしらね?」


【ミッション】

・初めてのモンスター討伐1/1 クリア

討伐パーティーには報酬が渡されます。

【瞬介】は、【ミッション宝箱(ノーマル)】を、手に入れた!!

中には、【鑑定水晶】Lv.5

が、入っていた!!


「お!僕が使えるのはっけーん!やったあー!早速使ってみーよーっと!」


【瞬介】は、【鑑定水晶】Lv.5 で、

【舞香】を、鑑定した!!


【舞香】Lv.76 人間、神、

体力…∞

攻撃力50000+50000

防御力50000+50000

魔法力50000+50000

(特殊能力)

神化…常時発動型、全能力を50000アップする。

不死身化…常時発動型、死ななくなる。

最強の力…一時発動型、攻撃力及び魔法力が+300000アップする。

(備考)

世界でただ一人のバグにより最強となった人間、魔王すら一撃で倒すこともできる。


「ほんとにチートだった。しかもここから見るに魔王ってやつが、いるらしいけどそれすら一撃で落とすって……最高で攻撃力400000、防御力100000、魔法力400000って…」

「な、なら、その近くにいた僕だってチートのはずだよね、ね、」


【瞬介】は、 【鑑定水晶】Lv.5 で、

【瞬介】を、鑑定した!!


【瞬介】Lv.1 人間、魔物生産者、

体力…60

攻撃力30

防御力50

魔法力25

(特殊能力)

魔物生産者…自分の仲間及び自分が倒した魔物を無条件で召喚できるようになる。

魔物合成…召喚した魔物を合成することができる。

(備考)

激レアといつまでも足りないくらいレアなスキルを身に着けた以外は普通の人間。



「うん、まあまあかな〜」

自分の備考を見た途端にご機嫌になった。

「シャァー」

「またかっ!」


【アーサーペント】Lv.15 が、現れた!!


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