第5話 対決!鳥竜クアルコス
鬱蒼とした熱帯雨林。
ある所は密集して、ある所は散り散りに。
誰にも手入れをされていない、濃密な大自然の力を湿度の高い風が運ぶのであった・・・。
と言う事で、やってきたのは森丘フィールド14番地である熱帯雨林。
細長い木々が鬱蒼と茂るこのフィールドは視界が悪いと不人気のフィールドだった。
私はクアルコスの巣で彼を待っている。
ベースキャンプから最短でエリア移動すると、クアルコスはこの場所に降り立つのだった。
巣は自然的な円状のフィールドで動きやすいと言う点と、木が生えていないので視界も良好であると言う点でこの場所を利用する事に決めたのだった。
上を見ると早速、間の抜けた様な威嚇音でクアルコスが下りてくる。
「くああぁぁああぁ」
何時聞いても眠そう。
私は武器を構え、溜めの行動に入る。
ハンマーは気力ゲージを使用して、溜め行動が出来る。
その溜めの時間によって様々な特殊攻撃をすることが出来るのだった。
クアルコスが下りてきた瞬間に頭に溜め3を叩き込む。
溜め3は振り上げからの力強い振り降ろし。
一般的にスタンプ攻撃と呼ばれるその攻撃は、溜めの最中に風圧無効と吹っ飛ばし以外に対するスーパーアーマー(攻撃行動を中断されない)が付与される。
これは、ハンマーの基本動作であった。
クアルコスが振り向いた瞬間にハンマーの基本攻撃である振り降ろしを1発。
これを繰り返すだけで怯む。
3セットもやればスタンと言う一定時間行動不能の状態になり、その間は振り降ろし2回に3回目のホームランと呼ばれる振り上げ攻撃までが2セット入る。
クアルコスが怒り状態になったら羽をまき散らすので範囲外に逃げて、嘴をカチカチと鳴らしたらハンマーで頭にスタンプ攻撃をして怯ませる。
怯んだら火炎弾が口の中で暴発し、クアルコスの体を焼き上げ、悶絶し始めるので頭に追撃。
そこまでを2回程、繰り返せば終わる。
クアルコスとの戦闘開始から2分14秒。
剥ぎ取りは5回。高く売れるのはクアルコスの嘴だが、残念ながら出てこなかった。
「はい終了。と言うか、また6時間かけて帰るのか・・・。」
討伐任務よりも移動の方が、断然疲れるのであった。
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