第2話 恋人たち 綴りごと「おばさん」

 橋口亮輔監督、脚本作品。


 無名の役者さんたちが3人主演。


 脇を名脇役の俳優さんたちが押さえている映画。


 ミニシアター系の映画が好きな人にはガツンとくるが

 エンターテイメント系の映画の好きな方には意味わからんとなるかもしれない。


 瞳子という主婦が良かった。

 Theオバサンなのに、どこかキュートで

 愛おしい。


 篤という通り魔に妻を殺された男性は痛々しかった。


 四ノ宮という同性愛者の男性は、篤の通り魔事件の弁護士であり、嫌な奴なところもあったけど同情した。




 綴りごと『おばさん』


 私は「おばさん」という言い方、嫌いではない。


 むしろ、自分がおばさんと呼ばれる事から逃げようとする女性に対して


「別にいいじゃん」


 としらけ目で見てしまう。


 なんかさ、おばさんって女性に対する悪口みたいに思ってる人もいるけれど


 私はただの分類だと思ってる。


 お姉さんでもおばあさんでも無い女性。


 だから幅広いよね。


 子どもから見たら、二十代後半だって子どもがいれば「おばさん」だと思う。


 子どもがいなくても子どもからしたら三十こえたら十分おばさんだろう。


 大人からだと三十代半ばか、場合によっては四十ぐらいからおばさんだろう。


 でもさ、三十でおばさんと言われる事よりも、四十前後で頑なに「私はおばさんじゃない」と思ってる女性の方が痛々しくないかなぁ。


 いいじゃん、おばさんだって。


 お姉さんじゃないだけ

 おばあさんじゃないだけ


 それだけのことだよ。


 美魔女なんて言ってるより

 おばさんから逃げない方がカッコいいと思うけどなぁ。

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