第11話 水族館デート②

で、快人は俺達のところに白鳥を連れてきたが

「快人くん助けてくれありがとう。ところで、用って何かしら」

「あぁ、あのリニューアルオープンした水族館あるじゃん。あれ、俺と一緒に行ってくれないかな。」

『ぇぇぇええええええ?!!!』

そんな事ってあるのか、状況を整理しよう。

まず水族館へ行くのは

白鳥と俺が開催前日の前夜祭パーティー

葵衣と俺が開催初日

で快人と白鳥が行くことになってる?

まだ返事を聞いてないから分からないけど

「良いわよ。その代わり開催初日に行きたいわ。」

「分かったよ。」

なるほど初日に行くのか、、は?初日?!

俺と葵衣が行く日に白鳥と快人も行くのか?

驚きながらも隣にいた葵衣の顔を見ると、それはもう真っ青な顔になっていました。

え、普通にやばくないかこれ。

そんな事を思っていると、教室に光司が入ってた。

「ねぇねぇ駿くん」

「何だよ光司。俺今ちょっと考えてるんだよ。」

「この前リニューアルオープンした水族館あるじゃん」

「あるな」

「私、あれあんたの妹の香澄ちゃんと行くことにしたの!」

「はいはい、そうかい?」

は?こいつ今なって言った??

振り返り俺は光司の顔を覗き込むようにしてみた。

奴は笑っていた。

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