9話①編
ミュー「今回から、コミカライズの掲載が三分割なので、実況解説も三分割です」
アディ「回数が増えるというわけだな」
ミュー「次の解説までの期間が短くなるとも言う」
アディ「忘れないと良いけどな」
ミュー「何でアンタは一言余計なのかな!?」
アディ「ほら、始めろ」
ミュー「こんにゃろう」
ミュー「もう本当さぁ、この世界のヒト達、なんであんなぐねぐね文字を普通に書けるのかわからない!」
アディ「ヒトの世界の文字に文句を付けるな」
ミュー「覚えにくいし、書きにくい!」
アディ「頑張って覚えろ」
ミュー「ワタシ、そんなに賢くないの!」
アディ「知ってる」
ミュー「ヲイ」
ミュー「近衛兵ズの反応が対照的過ぎて笑うしかない」
アディ「いつものことだろ」
ミュー「そうだけど」
アディ「あいつら、基本的に中身も正反対だからな」
ミュー「凸凹コンビだよねぇ……」
アディ「まぁ、ライナーが上手くエレンを制御するから問題無い」
ミュー「言い方」
アディ「事実だぞ?」
ミュー「翻訳を転移特典だと言われたら暴れたい。昨今、皆、素敵にひゃっほいな能力を貰ってるのに」
アディ「お前、魔力があるのに魔法が使えないしな」
ミュー「止めろ、思い出させるな。ワタシだって魔法を使ってみたかったんだ…!」
アディ「そういうものか?」
ミュー「そういうものなの!」
ミュー「そもそも、ワタシに勉強をさせようというのが間違っている」
アディ「ヲイ」
ミュー「何が悲しくて異世界に来てまでお勉強をしなきゃならんのだ。ワタシは勉強好きじゃないんだ」
アディ「お前なぁ……」
ミュー「楽しく覚える方法が欲しい……」
アディ「やる気を出せ」
ミュー「やだ」
ミュー「ここのエーレンフリートさぁ」
アディ「何だ?」
ミュー「とりあえずアンタの意見に全面同意って感じがして、安定だなって思った」
アディ「まぁ、エレンだからな」
ミュー「何をどうしたらあぁなったの?」
アディ「割と普通に、初期からアレだぞ」
ミュー「存在がバグかよ、あいつ」
アディ「……お前、娯楽のために文字を覚えたのか……?」
ミュー「良いじゃん。モチベーションになってたんだよ」
アディ「どこまでもふざけた発想だな……」
ミュー「失礼な!真面目に覚えたんだから良いじゃんか!」
アディ「根本的に俺とは異なるな」
ミュー「アンタ、普通に勉強好きだもんね」
ミュー「そして、とてもとても物騒な発言である」
アディ「失礼な」
ミュー「あと、エーレンフリートの顔面がめっちゃ分かりやすい。何アイツ、瞬間湯沸かし器なの?」
アディ「まぁ、いつも通りだな」
ミュー「そうだね。隣のライナーさんがツッコミ入れてるのも含めて」
アディ「あいつらだからな」
アディ「お前、もうちょいマシな表情は出来んのか?」
ミュー「ワタシの心情を端的に表した顔だよ。それぐらい衝撃だったの」
アディ「だからといって、……まぁ、面白いから良いか」
ミュー「面白い言うな!死活問題だわ!」
アディ「事前告知してるだけ優しいだろ」
ミュー「ど・こ・が・だ!」
ミュー「あんまりだ。あんまりだ。一般人のワタシに対してなんたる仕打ち」
アディ「ちゃんと女官長に頼むと言っているだろうに」
ミュー「それのどこにワタシが安心できる要素があると思った?」
アディ「顔が怖いぞ、ミュー」
ミュー「ワタシは裏方で大人しくしていたい一般人なんだよ」
アディ「まぁ、とりあえず今回はここまでだな」
ミュー「最後にえげつない爆弾投げつけてくる悪友、マジ本当に性格悪い」
アディ「性格悪いと言うな」
ミュー「アディはもっとワタシに優しくなるべきだと思う」
アディ「何を言う。俺は大概お前に甘いぞ」
ミュー「そうだけどそうじゃない!」
ミュー「この後ワタシを待ち受ける運命を思うと、辛い……!」
アディ「大袈裟な」
ミュー「大袈裟じゃ無いよ!事実だよ!」
アディ「お前はいつも大騒ぎするからなぁ」
ミュー「違うわ!一般人のワタシのことを考えないアンタのせいだわ!」
以下、口論が続くので割愛!
(終)
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