029作目 もう限界ですぅー⋯⋯って女神様から退職代行の依頼がきたんだが?/大宮 葉月

もう限界ですぅー⋯⋯って女神様から退職代行の依頼がきたんだが?

作者 大宮 葉月


退職代行ってこんなに胸が熱くなるの!?

★★★ Excellent!!! 詩一


退職代行の会社に女神が「辞めたい」と電話を掛けてくる。

まずこのぶっ飛んだ設定だけで物凄く面白い。


そして女神ソフィが話す神界の話は、まるで人間の世界にも似ていて。


現代社会に対する風刺も、昨今の異世界転生に対する風刺も効いていて、読んでいてうんうんと何度も頷きました。


私が『退職代行』の話を聞いたときの感想は「そんなの自分でやればいいじゃん」だったのですが、この作品に出てくるブラック企業(?)があまりに酷くて、「こりゃあ退職代行もいるわ」と考えが改まりました。

そうなるほどに、この物語はとてもリアルなんです。女神が「辞めたい」と言って来て、一般人が神を相手取って交渉するだなんて荒唐無稽にもほどがある発想と構成なのに、軸は退職代行会社のリアルを描いたいわゆる『お仕事もの』というやつなのです。

だからこそ、主人公:丸沢の発言や行動が胸を打つ。刺さる。神とのバトルに胸が熱くなる!

退職代行ってこんなに胸が熱くなる仕事だったんだ……と感動しました。


『異世界転生もの×お仕事もの』と言う異色の組み合わせ、どうぞご覧ください。


【作品URL】https://kakuyomu.jp/works/1177354054934893196

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る