戦後の歩み
戦後の歩み 絶えることなく~
2606年、本邦はいささか歪な形ではあるが戦勝國となった。
当時侵攻してきたヴェスプチア軍に対し、軍主力は徹底抗戦したものの、圧倒的物量や未知の能力を保持する兵士に対して苦戦を強いられていた。
さらに、皇國に対し「滅亡作戦」なるものが計画されているという事も本邦諜報部は把握していたようだ。(各個大隅に上陸後、北上して武陽中枢まで電撃的に占領する予定であった)
相次ぐ予備役招集に國民は反発し、皇國そのものが内部から崩壊する可能性を内包するに至り、軍内部から前首相 榊要氏率いる「正踏会」一派による離反が発生した。
彼らはヴェスプチア(略称:皿國)と内通し、上陸を支援。
同時に軍幕僚監部を、一派が掌握し本邦へのヴェスプチアによる占領統治が開始される。
正踏会一派は、各國に離散していた元皇族からの支援もあり、旧東叡八州連合皇國の亡命政府の代弁者として皿國から認知されていた。
そうしたこともあり、皇國軍は“紙面上”武装解除された後、榊氏の指示の下、皿國隷下の「東叡治安維持部隊」として再編され、皿國やその他連合諸國ともに、かつて朋友であった反主流派の國々と矛を交えるのであった。
引用文献
小六健志(2617)皇國の非主流派として,東叡國,銅鳴社
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