第3話「表記の統一について【便利な具体例つき】」

 特に校正さんからチェックが入るのが表記。

 ある語句を使う場合、ひらがなにするのか漢字にするのかという部分です。


 以下は、表記が揺れやすいもの(表記が不統一のことを揺れると表現します)です。


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具体例(ひらがな  漢字)


わたし       私

ぼく        僕

おれ        俺

こと        事

べつに       別に

しかたない     仕方ない

あと        後

とき        時

よい        良い

つき        付き

あう        合う

こむ        込む

あがる       上がる

かまう       構う

える        得る

すぎ        過ぎ

たび        度

あたり       辺り

いろいろ      色々

とめ        止め

うそ        嘘

でき        出来

なかなか      中々

たいした      大した

わりに       割に

ぶん        分

わけ        訳

あらためて     改めて

わかる       分かる

ふう        風

しあわせ      幸せ

うれしい      嬉しい

きれい       綺麗

かわいい      可愛い

まったく      全く

ぜんぜん      全然

いま        今

おいしい      美味しい

ほか        他

ほしい       欲しい

まとう       纏う

ちがう       違う

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 などなど……。


 ゲラチェック(出版前に校正用に刷った紙で最終チェックをします)の段階になってから赤ボールペンで直すのは手間がかかるので、原稿を提出する前に確認して語句を統一しておくことをおススメします。「置換」機能を使って一括で変換すると楽です。


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商業小説を書くときの基礎知識└|∵|┐ 秋月一歩@埼玉大好き埼玉県民作家 @natsukiakiha

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