第3話

この結果が今の状況だ。

ああ、なんと不運なんだ。



 隊長の挨拶が終わると班の再編成が行われた。新隊員が5ある班に振り分けられるわけだ。


配布された紙によると上から順番にA班からE班まであるらしい。それぞれの班に隊員は3~6人程いて新隊員はちょうど二人ずついる。


 一年目でA班に入れるやつもいるのか。やはりPRTCに来てしまった俺とは温度が違うのか。


だが俺は隊長たちのお墨付きだ。B,C班辺りには入れるだろう。さて、俺が入る班は……



E班?!自分がE班だったことにも驚きだがE班の名簿に見たことのある名前があったことに驚いた。



“徠花凪<くるばな なぎ>”俺の馴染みだ。なんであいつが…



 久しぶりに会えるのはうれしいがまさかこんな再開になるとは。しかしあいつはなぜこんなところに来たのだろうか、会ったら聞けるといいな。



「それでは隊員諸君は指定された場所、各班の駐屯所へ行くこと。そこで先輩隊員とのご対面だ。それでは新隊員のこれからの活躍を願う。神よ彼らに力を」


隊長の声に少し違和感を覚えた。

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