第12話 罪人
一体全体、世間の奴らはどういうつもりだ。
殺せ殺せと焚き付けておいて、いざ思惑通りに事が運ぶと、今度は裏を返しやがって。
やれ人殺しだの、人非人だの、残虐非道だのと責めやがって。
どっちがだ! くっだらねえ奴ばっかりだ!
誰かが幸せになろうとすると、誰かに横槍を入れさせる。
で、破滅を楽しむんだろうが。
『ぴかぴか光っているものは一時のために生まれたもの。
本当のものは、滅びることなく後世に伝わります』
人間の愛というものは、後者でありたいと願うもの。
そしてそのことの為に、あの二人は死刑囚を罪人として責め続ける。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます