その壱・表 『悲恋の靴箱』
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その壱・表
『悲恋の靴箱』
説話
ある時、三年の男子生徒が
自分の靴箱で身に覚えの無い
手紙を見付けた。
男子生徒は意味の解らない
その手紙を間違いか何かだと
思い、破棄した。
しかし、数日後また同じよ
うに少しだけ文面の変わった
手紙が入っていた。
手紙は数日の間を空け、何
度も繰返し届いた。
流石に気味が悪く感じたが
悪質な悪戯だと思い、男子生
徒はそれを無視し続けた。
すると、初めて手紙が届い
てから49日後。
その男子生徒の親友が、下
校途中に事故に遭い亡くなっ
た。
要因
二十年程前。
ある女子生徒が、卒業式の
前日に三年間秘めていた想い
を手紙に綴り相手の靴箱に入
れた。
しかし、その女子生徒はそ
の後事故に遭い、両想いであ
ったにも関わらず、相手と想
いを通わせる事は出来なかっ
た。
その無念から呪いが生まれ
た。
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