「鬼に恋して」作者:ねるこ 様

31作目の感想は、ねるこ 様の 「鬼に恋して」https://kakuyomu.jp/works/1177354054895534528 についてです。


夢と現が交差する世界、その中で育まれる恋。

美形の鬼との恋物語を楽しませていただきました。


下記ネタバレ感想になります。

未読の方はご注意ください。








夢か、過去か、交差する世界と現実(これも現実と書いていいのかちょっと疑問なのですが)。

あや自身が見る夢、ヒヒに語られることから鬼「クロ」の悲しい物語がわかってきます。

人間によって神社に封印された「クロ」は人間を忌み嫌っていて、あやに対しても殺す勢いで、最初これはちょっと……と思ってしまいました。


けれども徐々に彼が変わってきて……。その流れがいいですね。


なずなはやっぱり、あやの過去なのかな?

本人はわからないし、クロもあやとして好きみたいで、どっちでもいいのですね。ただヒヒは、あやがなずなであると思ったから安らかに逝ったのでしょうね。


最後の最後までどう転ぶかわからなくて、ヒヤヒヤしてましたが、いいエンディングでほっとしました。


この度は企画にご参加いただきありがとうございました。


次の感想は、32作目、九遠 弐緒様の「くノ一さん」https://kakuyomu.jp/works/1177354054904983018 についてです。


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