「晴れの日、あなたに会いたい……。」作者:上条 樹 様
おはようございます。
30作目の感想は、上条 樹 様の「晴れの日、あなたに会いたい……。」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054934550102 です。
色々なところに伏線が隠されていて、2度読んでも楽しめました。
まさに現代ファンタジーで、ノスタルジックな雰囲気に切なさが加わりなんとも言えない気持ちになりました。
さて下記はネタバレ感想です。
未読の方はご注意ください。
ネタバレしたら本当に勿体ないので、未読の方は下記を読まないようにしてください。
☆
空手の組手の場面から始まる物語。そして事件。
この空手も最後まで意味があるものでしたよね。
名前呼びにしなかったのも、上手いなあと思いました。
事件から20数年後、妻帯者となった睦樹。
恋愛小説で、妻帯者とJKの組み合わせは珍しいなあ、不倫?などと思ってしまいました。
でも、これも意味があるものだったんですよねぇ。
彼が妻帯者でなければならない理由。
徐々に心を通わせていく二人。
二人が会う時はいつも雨。
そうして、電話が通じないなどと、いろいろな違和感。
途中に入ってくるママとジャンキーの話がどんどん歪んでいき、本編とリンクする。
それからは本当びっくりの連続でした。
まどかの家庭、彼の父親の性格はどう考えても前夫の子どもなんて可愛がるはずがない……そう思ったらやっぱりでした。
けれども、運命はそれだけではなく。
まどかは嬉しいと同時に悲しかったでしょうね。
上条様の作品は以前読ませていただきました。以前のものは異世界ファンタジー、今回は現代ファンタジー。王道の現代ファンタジーですよね。
話もですが、書き方とか場面の切り替えとかが私にとっては読みやすかったです。
昨晩は面白くてずっと読んでいて寝不足になるくらいでした。
今回も企画にご参加いただきありがとうございました。
次は31作目の感想、ねるこ 様の「鬼に恋して」https://kakuyomu.jp/works/1177354054895534528 についてです。
追伸:空手と頭でわかっていたのに、なぜか柔道って打っていたので、空手に修正。
……上条様、申し訳ないです。
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