「脱兎」作者:綿涙粉緒 様
24作目の感想は、綿涙粉緒 様の「脱兎」
https://kakuyomu.jp/works/1177354055138274162 についてです。
まず最初に、カクヨムコンの短編というタグを確認して期待を膨らませた。
エンタメ、短編というのは一番読みやすくて、面白いですからね。
そうして読んで、面白かったです。
下記はネタバレ感想です。
未読の方はご注意ください。
☆
時代小説のエンタメ。
正統派で、本当嬉しいです。
私は時代小説が好きです。
妻を亡くした侍が迷い込んだ小屋。
そこにいたのは妻そっくりの女で。
胡散臭いな、狸か、はたまたタイトル通り兔か?と思いながら読み進めました。
歴史小説(時代小説)を書くなら、このような文体が一番きます。
軽い感じではなく、重厚で、しかも読みやすい。
女と妻の共通点が出る度に、疑惑が膨らみます。
もしかしたら妻が人間に化けた兔だったのでは?などど。
そうして明かされる真相。
始めはこれも嘘かもしれないと思い、主人公が「うさぎ汁がまずい」と言った瞬間、ああ、やっぱり嘘だったかと思いました。
けれども………。
1万文字の間で色々思考して、楽しませていただきました。
こういう小説は好きです。
この度は企画に参加くださりありがとうございました。
次は25作目の感想、エール様の「銅貨一枚の高級娼婦」https://kakuyomu.jp/works/1177354055135853146 についてです。
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