「―バイクに関するエトセトラ―」 作者:永遠こころ 様
11作目の感想になります。
永遠こころ 様の「―バイクに関するエトセトラ―」 についです。
いわゆるロードムービーの小説。
タイトル通り、バイクにまつわる話でした。
バイクの修理や峠での走りではバイクへの愛が伝わってくる、熱い描写でしたね。
また情景描写うまくて、その旅先の風や匂いをかなりリアルに感じられました。
食べ物も本当に美味しそうでした。
永遠こころ様の作品は、現代ファンタジーxオカルトシリーズを読ませていただいた事があって、それとはまた印象がまったく違ったので、引き出しがたくさんあるなあと感心いたしました。
さて、ネタバレ感想いきます。
未読の方はご注意ください。
☆
まず最初の話。
僕と彼女の青い空
彼女の心が離れていく……、というか最初から離れていたんでしょうね。
一緒にツーリングしているのに距離があって、読みながらもどかしかったです。
あと、雨なのに中止しなくて、彼女を先に返して自分は一人で続けようというところなど、ケイの彼女への思いもそこまでなんだなあと思ってしまいました。
ケイの旅は閑話で何度も出てきて、いい休憩になりました。
次の話。
蝶(ぶちょう)の宿
旅先で訪れた宿での話。
女の友情?といい人の一条君の話。
この宿での料理は本当は美味しそうでした~。
一条君は後からまた出て来るのですが、まさかそんな風になっているとは……。
天然もて男ですね。
3番目の話。
峠を走る人
かっこいいなあと思いました。
バイクは原付しか乗ったことがないので、スピードも曲がり方も全然違うのですが、物凄い風を感じました。
とりあえず命があってよかったね。
本当。
黒い妖精がかっこいいです。
最後の話。
まさか、まさかですよ。
「僕」がああなるなんて………。
美香と上手く行くものだと思ったら。
バイクの修理の描写が細かくて、マニュアルとして使えそうだなあと思いました。
エプローグ?は本当いいですね。
この人が、こうなって、あーなってと思いながら、読み返してしまいました。
この度は企画に参加いただきありがとうございました。
12作目の感想は、常闇の霊夜 様の「黒絲~過去から託された絆~」https://kakuyomu.jp/works/1177354054897758275についでです。
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