ガオー

アホ

プロローグ

「あぁ、金がねぇーな」

今日も俺の神社に来てお参りをして金を落とす奴がいなかった。

何故だ俺はこんなにもお前らを見守っているのに何故俺を敬わない。何故だ!!

天高く拳を掲げ雲一つない空を見上げた。

「眩しっ」

目が太陽光の光に焼かれ視界が一瞬消えた。

神なのに!神なのに!人間に近づいている。

俺はその状況をどうにかしようと三代神柱の一人ヌクモに会うことにした。

「やべーよ、ねぇやべーよ、ヌクモ。俺人間になって修行積まされるよ」

「良い機会ではないか」

「それだけ、永遠の別れになるかもしれないのにそれだけ」

「良い機会ではないか、神社に居座ってないで人として働け、それだけでも神格は保てよう」

「嫌だよ、働かなくない、嫌だ嫌だ嫌だ」

「なら昔みたいに悪霊大事でもしておれ」

「お、それだ。ありがとな」

「あぁ、言い忘れておったが神の力は封印させて貰うぞ」

「えっ?なんで」

「簡単じゃ、貴様楽しようとして残り少ない神通力を使われでもしたら、ただでさえモヤシなのにダニになる」

「モヤシ、今モヤシって言ったな、そんぐらい分かってるさ俺だって」

「よし了承は取れたでは人間にしてやろう」

「え?ちょっと待って神通力を封印するだけじゃないの?」

「いつ我がそれだけと言った。グッパイ」

チクショーと俺は叫び光に包まれ存在を書き換えられた。

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