冒険者の宿

ニートだった俺は交通事故で死に、異世界転生した。

今は冒険者をしている。

地道にレベル上げもしたし、そろそろパーティー作りをしたい。


「誰かいい人紹介してくれないか」

俺は冒険者の宿へ行き、マスターに尋ねた。

「どんな仲間が欲しい?」

「特殊技能のある奴がいいな」

「ふむ。サリーはどうだい? セミ捕り名人だよ」

「おいおい、俺の獲物はセミじゃないぜ。ドラゴンさ」

マスターは冗談っぽく笑った。

「見たところ剣士だね、アンタ。レオンはどうだい? 遠距離系だから相性もいいはずだ」

「どんな奴だ?」

「人呼んで“盲目のガンマン”さ」

「おいおい、味方に背中から撃たれちゃたまらねえぜ! もっと有能な奴を紹介してくれよ」

「仕方ない。また地球から助っ人を呼ぶか」

とても有能そうな男が現れて、握手を求めてきた。

「どうも。私はアメリカ国家安全保障問題担当大統領補佐官バートンです」

「肩書きが重い!!」

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