M














 僕、否! 俺に明日はいらねえっ! 今たわわな胸を、この手で揉み続ける!


「きゃあ、変態! 離れろ!」


 抵抗されても、俺は決して手を離さなかった。秘められた力を解放し、俺は全力で揉み続けた。この両手を失うまで、俺は絶対に離さない!


「や、やめっ!」

「今の俺は、最強だあああっ!」


 もみもみもみもみもみももみみみもみもみもみもみもみ。

 これぞ、モミモミリボルバーだ。


「警察だ! 動くな!」

「え、あ、はい……」


 必殺技を使っていたら、突然教室に警察が入ってきた。それだけじゃない。教師や職員、他の生徒たちも、大勢、二人だけだった教室になだれ込んできた。


「え、何? 性犯罪?」

「うわ、マジキモ……」

「学校の恥が」

「退学だねこりゃ」

「うわ、人生詰んだね」

「明日は全校集会だね」

「マスコミ来るかな?」


 辺りから止めどなく、言葉が突き刺さる。ぐはっ、ぐはっ。HPが……っ!

 お、俺はこんなところで……!


「くたばっ……」

「署まで来てもらうから」

「す、すみません…………」


 そして俺は、抵抗むなしく、あっけなく手錠を掛けられ逮捕された。当然だが、退学処分になった。



 ……犯罪は絶対にやるべきじゃない。俺からの忠告だ、覚えておけ。


FIN

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