第3話 和平会議と復興作業
中二民国とソビエニ連邦の和平会議がイガリスの仲介で行われた。
中二民国は首都である北清と河下、南平を割譲し、中二民国に傀儡政府を樹立することが決まった。
ソビエニ連邦は満潮国と蒙氏国、ジョパング皇国に永久不可侵を誓わせ、ジョパング皇国が提示した賠償金を支払った。
「いやぁ作戦は成功でありますね。これで本土に変えれる兵もいて兵も司令部も大喜びであります」
「まぁそれは良かったな。で、これから俺はどうするんだ?」
「本来なら本土に戻り査問委員会に出席しなければならないのでありますが、本国は大将閣下を英雄扱いし国力を強化する狙いがあるのであります。なので大将閣下の今後の仕事は戦後処理であります。建物などが破壊されていたり反乱もあり得ます故」
「わかった。ではとりあえず割譲した地域の復興でもするか」
その後も復興は続きインフラ、軍需、民需工場を建設したり傀儡政府の手助けをしたりと色々大変だった。
特に瓦礫の撤去作業だ。
瓦礫を撤去する魔法は応用すれば何とかなるが魔力が∞とはいっても精神力はあまり高くない。すぐに方来てしまうため手作業だ。
マオリ少将は
「大将閣下がしなくていいことであります!お辞めください!」
と、慌てて言いに来たが聞く耳を持たない俺に困ったような顔していたが結局マオリ少将もがれきの撤去作業をしていた。
この光景を見て本土の将官の顔が忘れられない。あれは傑作だった。
まぁ普通なら上に立つ者が動かなければ下の者がついてこないのは当たり前だが
そういう常識は大陸では通用しないらしい。
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