第13話 ギルドとショッピングモール




「んっ……あっ……ふっ……涼介……激し……」


 窓から青と赤の二つの月の光が、白く艶やかなシュンランの身体を照らしている。


 そんな美しい彼女の背後から俺はシュンランの角を両手で握りしめ、激しく腰を突き出しては引きを繰り返していた。


 部屋には乾いた音がリズミカルに響き渡っている。


「シュンラン! もうっ! 」


 限界が近づいてきた俺は、シュンランの名を叫びさらに激しく腰を動かした。


「ああ! 涼介……んっ、ハッ……私も……」


「シュンラン! 」


 再び彼女の名を叫んだ俺は角を強く握りしめたまま腰を強く突き出し、やや仰け反りながら彼女の最奥へと放った。


 その瞬間シュンランの身体も硬直し、しばらくした後に全身から力が抜けていった。


 全部吐き出した俺は彼女の角から手を離し後ろから覆いかぶさり、彼女の乳房を両手で覆いながら一緒にベッドへと倒れ込んだ。



「綺麗だな……」


 お互いに息を整え終えた頃。シーツにくるまったシュンランが、横たわる俺の腕に頭を乗せながら窓の外を見てそう呟いた。


 彼女の視線の先に目を向けると、そこには赤と青の二つの大きな月が浮かんでいた。


 この岩山の頂上に建てた別荘にはカーテンはなく、大きな窓一面にそれは広がっていた。


「ああ、月明かりに照らされたシュンランはとても綺麗だよ」


 赤と青の幻想的な光で照らされたシュンランは本当に綺麗だ。


「フフッ、涼介は本当に女の扱いが上手いな。でも嬉しいぞ」


 シュンランはそう言って俺の胸に顔を擦り付けた。


 俺はそんな彼女が愛おしく感じ、優しく髪を撫でた。


 しばらくそうしているとシュンランが顔を上げ、再び口を開いた。


「涼介。明日はミレイアにもこの綺麗な月を見せてやってくれ」


「ああ、そうするよ」


 いつもミレイアを想うシュンランに俺はクスリと笑いながらそう答えた。


 この別荘には俺とシュンランだけだ。


 ミレイアはエレナと一緒に、病院内のクロースの部屋に泊まりに行っている。


 クロースは同じ年で聞き上手なミレイアを気にいっているようで、ちょくちょく部屋にミレイアを呼んで女子会を開いている。エレナが一緒なのは俺が頼んだからだ。クロースの所にミレイアを一人行かせたら何を聞き出されるかわかったもんじゃないからな。


 そういう訳で今夜の狩りは休むことにして、夕食後にミレイアが出掛けたあとにシュンランと二人でお風呂に入ろうとしたのだが、今夜は満月らしいと彼女が言ったのでここに来たというわけだ。


「ミレイアは素直で良い子だからな。サキュバスのアンジェラとイザベラにも可愛がられている。それがとても嬉しそうなんだ」


「そうだな。シュンランもそのうち竜人族に認められるといいな」


 サキュバスのハーフは珍しい。それもあってミレイアはアンジェラたち以外のサキュバスたちからも可愛がられている。ミレイアも受け入れてもらえたことが嬉しいようで彼女たちに懐いている。


 だがシュンランは拒絶され角まで折られた。それでも彼女は竜人族であろうとしている。いつかはシュンランを竜人族の一員として認めさせたいものだ。


「フフッ、そうだな。以前より強くなったからな」


「強い者は認める。わかりやすい種族だからな」


 まあ魔族全体に言えることだけど。むしろ獣人族もその傾向が強い。


 脳筋が多いなこの世界……


「まだレベル14だというのにこれほど力が上がるとはな。なるほど、竜戦妃が強かったわけだ」


「竜戦妃か……四天王の軍団を蹴散らすくらいだもんな。どれだけのレベルだったんだか」


 ハーフであるシュンランの身体能力の上がり具合を考えて、純血の竜人族ならもっと上がるだろうからレベル30か40くらいか? それだけのレベルがあれば大軍相手に無双できそうな気がする。


 ならハーフのシュンランだとレベル40くらいは必要かもな。


「まだまだ竜戦妃には遠く及ばないだろうな。だがレベルアップをし続ければ、いずれ火竜ですら倒せるかもしれない」


「北西の森の奥地に棲むSランクの火竜か」


 火竜という言葉に、数年前にシュンランの両親のパーティが挑んで負けたドラゴンのことだろうと思い口にした。


 シュンランの両親はAランク(ミスリルランク)であと少しでSランク(アダマンタイトランク)になると言われていたほど強かったらしい。だが火竜に破れシュンランを置いてこの世を去ってしまった。


 相性が悪かったんだと思う。父親は黒竜族で黒い炎を吐き、母親も炎のギフト持ちだったらしい。炎に耐性のある火竜相手ではな。


「ああ、父上と母上が倒せなかった火竜を私が倒したいのだ」


「俺たちで。だろ? 」


 俺はシュンランを抱き寄せながらそう言った。


「涼介……だがこれは私のわがままだ。戦いを好まない涼介を巻き込むわけには……」


「忘れたのか? 俺はシュンランとミレイアの勇者だ。二人のためならSランクの竜だろうがSSランクの竜だろうが倒すさ」


 できればマンション経営しながら恋人たちと平和に暮らしていたいが仕方ない。惚れた女が倒したいっていうんだ。だったら倒してやろうじゃねえか。


「勇者……フフフ、そうだったな。涼介は私たちの勇者だったな。涼介、ありがとう」


「ははっ、お礼は言葉じゃなくてこっちがいいかな? 」


 俺はそう言いながら視線をシーツにくるまれた股間へと向けた。


「まったく、涼介は本当に好き者だな」


 シュンランはそう言ってクスリと笑ったあと、シーツをめくり下へと潜っていった。


「おふっ……」


 俺は濡らされたペニグルから走る快感に身を委ねながら、日に日に上手になっていくシュンランの舌技を堪能するのだった。



 ♢♢♢♢♢♢♢



「ん? 随分多いな」


 7月も最終日となり、スーリオンを治療できるまであと一週間かと思いながら外壁の上で燻製作りをしていると、魔物探知機に東側から50人近くの集団がこちらに向かってきている反応が映った。


 方角的に東街から来た集団だなと思いつつ森を眺めていると、しばらくして森からその集団が街道へと現れた。


 その集団は背は低いが全身が筋肉で覆われている馬が引く荷馬車を大量に引き連れており、その周囲を数十人の武装した人間が歩いていた。


「うおっ! もう来たのか!? 」


 俺は集団の先頭にライオットの姿が見えたことで、それらがギルドの職員と商人の荷馬車だと思い、俺は慌てて椅子から立ち上がり燻製器を片付けた。


 そして外壁から飛び降り、正門を警備していた子たちにライオットたちが向かってきていることを告げ中に入れるように指示をした。


 棘の守衛隊の皆は嬉しそうにしていたよ。なんたって商人がやって来たんだからな。


 それから俺はシュンランとミレイアを呼び、新しく建てた大型の倉庫の前で彼らがやってくるのを待った。



「おうっ! リョウにシュンランにミレイア、待たせたな。ギルドの職員と商人を連れてきたぜ……って、まさかこの建物がリョウが用意しておくと言っていたやつなのか? 」


 正門から現れ手を上げながら挨拶をしたライオットだったが、俺の背後にある建物を見て驚きその場で立ち止まった。


 その後ろから現れた荷馬車を連れた獣人たちも、建物と敷地内を驚いた表情で見回している。


「はい。手前の建物がギルド用で、奥が商人用のショッピングモールになります。各棟の横にあるのは倉庫と馬屋ですね」


「しょっぴんぐもーる? なんだそりゃ? 」


「複数の商店が入る建物のことですよ」


「複数の……なるほどな。商人の店を一つの場所にまとめるってことか」


「その方が買い物をしやすいですしね」


「ちげえねえ。さすがリョウだな。面白いことを考えやがる」


「それよりも紹介してもらっていいですか? 」


 俺は感心しているライオットに、連れてきた人たちを紹介してもらえるように言った。


「おお、そうだった。まずはギルドの職員だが……おい、マスター」


「は、はいっ! 」


「あっ! 貴方は……」


 俺はライオットに呼ばれ荷馬車の後ろから現れた、犬人族の中年の男性のその見覚えのある顔に驚いた。


「お久しぶりですリョウスケさん。まさかこんな所で再会するとは思いもしませんでした。シュンランさんとミレイアさんも、お二人が無事だということは聞いていましたが元気な姿をまた見ることができて安心しました」


「俺もです。登録の際は親切にしていただきありがとうございました」


「オリバー殿。心配してくれてありがとう。この通り私たちは元気だ」


「オリバーさんお久しぶりです。涼介さんのおかげで幸せに過ごしています」


 俺もシュンランもミレイアも、顔見知りのこの男性に笑顔で挨拶を返した。


 そう、目の前の男性は俺が東街でハンター登録をした時に受付をしてくれた人だ。


「本当にご無事で良かった……しかしリョウスケさん。貴方が滅びの森に砦を建てたと聞いた時は耳を疑いました。そしてまさか私がそこに新設するギルドのマスターになるなど思ってもみませんでした」


「ははっ、大地のギフトのおかげです。それよりギルドマスターに抜擢されたんですね。おめでとうございます」


 そうか、この人がここのギルドの責任者になるのか。顔見知りで良かったな。


「ありがとうございます。それにしてもまだあれから一年も経っていないというに、これほどの数の建物もいったいどうやって……」


「マスター、んなことはいいじゃねえか。なっ! 」


「え、ええ……そうでしたね」


 ん? なんかライオットが事前に詮索するなとか言ってくれていたのかな?


 俺はライオットに肩を叩かれ、痛みに顔を歪めながら愛想笑いをしているオリバーを見ながらそう思った。


「ライオットさん、なんだか気を使ってもらったみたいですみません」


「ガハハハ! 気にすんな。リョウが東街でハンター登録したと聞いてな。調べてみりゃそれを担当したのがオリバーだったらしかったから、顔見知りがいた方がやりやすいと思ってよ。オリバーは東街の受付を取り仕切るサブマスターだったしな。獣王国の支店に掛け合ってここのマスターにしてもらったんだ。ドが付くほど真面目な男だが仲良くやってくれ」


「ええ、そうさせてもらいます」


 そう答えつつ俺はオリバーさんとその後ろに控える羊の角と狐耳の二人の女性。そしてギルドの装備をまとった五人の壮年の獣人の男性に軽く会釈をした。


 女性二人は受付嬢かな? 男性たちはギルドの守衛だろう。


「んで次は商人だな。この男が獣王国で一番デカイ商会である『メーレン商会』の三男坊のカミールだ。その後ろにいる二人はその傘下の商会の一族の者たちだな。あとは従業員と護衛たちだ」


 ライオットの紹介に、敷地内をキョロキョロと見ていた白髪で山羊の角を生やした俺と同じ歳くらいの男がハッとなり一歩前へ出た。


「初めましてですリョウスケ様。メーレン商会のカミールと申しますです。聞いてはいましたが、これほど立派な砦で商売をさせて頂くことを光栄に思いますです。あらゆる国のハンターが集まるここでなら大儲けができそうです。兄たちを見返してやれそうです」


「あ、ああ……こちらこそよろしくお願いします」


 俺は隠すことなく本心を口にする男に、若干引き気味になりつつもそう答えた。


 大丈夫かこの男? 儲けのためにぼったくったりしないだろうな?


「ククク、心配するな。メーレン商会は獣王国の王家御用達の商会だ。変なことはしねえよ」


「涼介。彼は大丈夫だ。私たちが持ち込んだ素材をいつも高く買い取ってくれている。ハンターたちも喜ぶと思う」


「ギルドで買い取ってくれないものも引き取ってくれるので助かっていました」


「そうか、なら問題ないな」


 シュンランとミレイアの評価が俺が懸念していたことと正反対だったので安心した。しかし逆に商売人として大丈夫なのか、カミールのことが心配になってきた。


 それから後ろで控えていた鼠人族の中年の男性と、兎人族の少し恰幅の良い妙齢の女性と挨拶を交わした。


 そして建物の横に建てた馬小屋と倉庫へ、うちの守衛の子に商会の従業員の人を案内するように頼み、俺はオリバーさんとカミールさんたちを連れてまずはギルドへと案内した。


 ギルドの中は体育館ほどの広さがあり、入口の横にはトイレ用の二つの部屋がある。トイレは男女それぞれ5つずつ設置した。


 建物の中央には四人用のテーブルと椅子が20組ほど並べてあり、側面には外の倉庫と繋がっている扉が一つある。壁の上には4基のエアコンも設置してあり、扇風機もいたるところに置いた。暑いからな。


 そして正面奥には机を繋げたカウンターがあり、その背後の壁の後ろには2LDKの事務所と従業員用の1Kの部屋が2部屋。10人ほど寝泊まりできる大部屋が一つある。


 事務所の中の一部屋には暗証番号式の鍵を設置した。金庫代わりに使ってもらおうと思ってね。


 それらの設備を一つづつ説明して回ったんだけど、案の定理解が追いつかないらしく全員が口をあんぐりと開けていた。


「以上がギルドの設備の説明になります。これらの魔道具は、俺が父から受け継いだ魔導技術で作ったものです。外に持ち出すことができないようになっていますので注意してください。破損や故障の際は言っていただければ修理します。あと、これらの設備を使うには魔石が必要です。それだけはそちらでご用意ください。しばらくはうちの守衛の子をつけますので、わからないことがあったら彼女たちに聞いてください」


「リョ、リョウスケさん。レ……ライオットさんから魔道具のことは聞いていましたが、温風も出る冷風機といいお尻を洗ってくれるトイレといい部屋の魔道具といい。まさかこれほどのものとは……正直混乱しています」


「リョウスケ様! 是非これらの魔道具を当商会に! これがあれば兄たちを泣いて悔しがらせることができますです! 」


「お断りします。これらの魔道具は非売品です。誰にも売る気はありません」


 俺は興奮した様子で詰め寄ってくるカミールにそう言って突き放した。


「そこをなんとかです! なんとしても売って欲しいです! 」


 しかし諦めきれないようで、俺の手を取って懇願してきた。


「カミール! リョウの言ったことには素直に従えって言っただろうが! 従えねえなら帰らせるぞ! 」


 俺が困っていると、ライオットがカミールの頭を殴り黙らせた。


 すごい音がしたけど大丈夫か?


「痛いです! うぐっ……も、申し訳ございませんです……」


「すみません。魔道具が広まるとここが危険になるので」


 あまりの痛みに涙目になり頭を押さえうずくまるカミールが少し可愛そうになり、俺は申し訳無さそうに説明した。


「……確かにです。ううっ……諦めますです」


「悪いなリョウ。ここに来る前に言って聞かせてはいたんだけどよ。まあ商人の性だと思って大目に見てやってくれ」


「ははっ、気にしてませんよ。予想はしていましたから」


 サーシャやほかのハンターたちで慣れてるしな。


 その後、説明を終えた俺たちはオリバーさんたちと別れ、商人組を連れて隣のショッピングモールへと移動した。


 ショッピングモールもギルド同様体育館ほどの広さで、建物の隣には倉庫が4つ配置してある。ショッピングモールの中は壁で4区画に分けてあり、それぞれの区画に4LDKほどの広さの商品陳列用の部屋と、その隣に2LDKの部屋を配置した。


 陳列用の部屋にはエアコンと戸棚が設置してあり、ここで買い物をしてもらうつもりだ。


 これらを説明するとカミールさんも、ほかの二人の商会の人たちも大喜びしていたよ。こんな広くて綺麗で快適なところで商売ができるなんてってさ。


 カミールさんが武器や防具に森に入るのに必要な道具一式と医薬品。鼠人族の商会が食品や調味料に携行食などの加工品。兎人族の女性が衣料品や女性用の小物や医薬品を扱うらしいので、カミールさんには2つの区画を使ってもらうことにした。武器や防具は場所を取るからな。


「おい、リョウ。ギルドもしょっぴんぐもーるも凄え設備だけど、場所代とかどれくらい取るんだ? 」


 カミールさんたちが喜ぶ姿を眺めていると、ライオットが興味津々で聞いてきた。


 カミールさんたちも聞き耳を立てている。


「ギルドはこちらにも利益があるので無償です。ショッピングモールは売上の10%をいただければそれでいいです。ここは東街から離れてますからね」


 正直ギルドとここを建てるのにDランク魔石が千枚以上かかった。一千万円だ。だから売上の20%は取りたいところなんだけど、ここは滅びの森の中で危険があるし、大量の荷物を持って東街まで移動するには護衛を雇わないといけない。今回もギルドや商会専属の護衛の他に、20人くらいハンターを引き連れてきていた。ライオットたちがいなければもっと多かっただろう。


 それらを考えると10%が妥当だと判断した。まあ別に投資した資金を回収できればそれでいいしな。


「それは本当ですか!? 」


「なんと太っ腹な! 」


「本当にいいのかい? 」


「ええ、そのぶん利用者さんたちに安く提供していただけるようお願いします」


 その方が満足度が上がるし。


「もちろんです! これで兄たちを見返せますです! 」


「嬉しいわ。正直ここに来るのは不安だったんだけど、こんなに条件が良いとはね。これは娘も呼んで頑張らないといけないわね」


「衣料品は色々作って欲しいものがあるのでよろしくお願いしますね」


 ヒモパンもいいけどこの世界にはないブラジャーも欲しいんだよな。それにナース服やバニーガールコスなんかも。シュンランにバニーガールコスとか……本当に色々お世話になりそうだ。


「あら、オーナーにそんなに期待されているなんて余計やる気が出てきたわ。なんでも言ってね。すぐに作らせるから」


「すぐにでも注文しますよ」


 帰ってラフ画を描かないとな。


 その後カミールたち商人は嬉々として荷馬車へと商品を取りに行き、さっそく陳列を始めた。


 俺と恋人たちはハンターたちが喜ぶだろうななどと話してながら、そんな彼らを眺めていた。


 二人も嬉しそうだ。


 こうしてフジワラマンションにギルドとショッピングモールが加わったのだった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る