第6話
そうこうしていくうちに月日がたち
宇津川「どう調べてもなにもでないし」
「彼女は彼女で椿は椿なんだっ」と思いながら
僕は、もう土田と椿は顔と性格とも別人なんだと思うようにし、卒業する3日前まで過ごしていた。
そして卒業する3日に前になった
宇津川「後3日で卒業ですね。」
椿「そうだね」と言葉に詰まって言った。
宇津川「卒業したらどうするの?」
椿「えーと」また言葉に詰まった。
「宇津川くんは、何するの?」
宇津川「僕は、まだ決めてないし、親には迷惑かけるけど…大学にも受かったし、そこで見つけようと思っているよ。」
椿はやっぱり自分の事聴かれたく無いのが改めて分かった。
椿「大学受かったんだ」
「休みの日図書館に行ったりしていたのも勉強のため?」
僕は動揺した。
宇津川「えっ何でその事を?」
椿「あなたの行動は見ていたけど…何していたかまでは分からなかったんだ」
椿「私もう…文字読めないから」
「何読んでいるかも分からないのよ」
宇津川「えっ」
僕は一つ疑問をいだいた。
初めて、椿とであった頃あの人はこう言った。
椿「本読んでいたらこんな時間に…」
そして僕は行きよい良く「あれっ最初あったとき本読んでませんでしたっけ?」
椿「あれは嘘」
「あれはたまたま図書室からでたら知らない人に声かけられて、びっくりしてつい嘘を…」
宇津川「なるほど」
椿「あと3日この学校生活楽しみましょうね。」
宇津川「楽しもうね。」
後で僕は、「楽しもう」っていう言葉が引っ掛かった。
続く
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