2023.04.25 プレステ5
みなさまカクコンお疲れ様でした。読むほうはスマホでやっておりますので、ギガが足りなくなってしまい、カクコン終了と共にしばらく離れております。
極貧の1ギガ生活なんです。なんとかならないもんですかねぇ。ぜんぜん読みにいけなくてすみません。
娘ちゃんが女子大に合格するという快挙に続き、なんと塾の講師バイトも合格。我が家で一番の学歴をもった娘ちゃんが、時給で俺を抜く日は近いようです。
「パパやママに感謝しなきゃね」と祖父様。
「両親も私に感謝すべきだよ。バイトも決まったんだけど、駅近の塾講師で、時給が1700円も貰えるんだって」
嫁さんの実家に報告に行ったところ、義父に感謝しなさいといわれた娘ちゃん。ちょっと調子に乗っています。はっきり言って怖いです。
「東大って訳してもいいかもね、東京女子だから。でも東大はろくな大学じゃないから、女子大のほうが上だろうな」
「ありがとう、お
「塾でも逸材だって言われたんだって?」
「うん。パパとママの大学の偏差値を軽く超えて合格したの、えらい? すごくない?」
義父は親戚で一番の学歴保有者なので娘ちゃんと意見があうようだ。
「ほらパパ、もっと褒めてよ」
「そ、そうだね。コメディアンじゃないからそういう冗談はわからないけど」俺はいった。
「パパはさ、金儲けの才能は無かったけど、子育ての才能はあったみたいだね」
「あははは、それも冗談だよね?」
「何いってんの、事実だけど」
「……」
パパが世界一すきで、パパより少しだけ上の男性と出会い、結婚するって言ってたのに。はるか上の男と別の世界へいく気みたいだ。
色々とすっかり落ちついて、寂しくなった俺は普通に買えるようになった<プレイステーション5>を購入してしまいました。
ソフトは息子のやるスパイダーマンしか買っていませんけど、何か現実逃避したい日々が続いています。役職から代理がとれて仕事が増えたり、相変わらず展示会で販売員さんから、ダサい商品のクレームを受けたり。
無料でダウンロードできるゲームは孤独な俺に魅力でした。それも高画質できちんとしたオンラインゲームです。
初期のゲームを知っていたやつ。その時期は二十年位前ですけど、なんと嫁さんと二人でやっていたゲームの新作です。
魔物とかモンスターを倒すだけの至ってシンプルなゲームです。選ぶ職業によってはアクション要素は少ない感じになります。
近接武器をつかう剣士や弱点をついて戦う魔法使いは難易度が高いですが、遠目でライフルを撃ってるだけの職業があるんです。
10年くらい前の嫁さんの作る痩せた姐さんキャラを再現。銃を持って逃げていれば、みんなが助けてくれる、弱そうなキャラです。
いつもボケた感じで冗談しかいわない。ちょっと真面目な話になると、歌い出すような能天気なはみ出し者のイメージです。
当時はキーボードを打ちながら、コントローラーを操作するのが意外と疲れるので、分業でやってたんですね。
仮想現実の仲間たちがいつも笑ってくれたのを懐かしく思います。そんなわけで中身はおっさんですが、見た目は可愛い女の子キャラが出来ました。
キャラを思いだしながら顔やスタイルを作ってますが、いくらでも作りこみができます。元々の顔に少し手を加えた程度でも、なかなかいい感じになります。
ゲーム内で薄々、人生を棒にふるような美しい女性キャラが作れてしまうことは気付いていました。エロい服装があっても単なるゲームだから別にっつー感じでした。
ストーリーは全部スキップして戦闘はぎりぎりまで離れて銃で攻撃を繰り返すこと数日。
クリアとほぼ同時に、音声会話NG、チャットオンリーのチームに入りました。ゲーム自体には少し飽きていたころです。
リーダーのマメさんという方とマネージャーのセッちゃんという方に教わりながら(仮名)、ゲーム内通貨を稼いだりして、更なる深みにはまったころ、俺は昨今のオンラインゲームの現実を知ることになります。
テストステロンが低下して幸せを感じない世界は、なにも会社や家庭といった現実にだけあるものではないのです。
どうして俺が、いまオンラインゲームの小さなチームのリーダーをやるに至ったのか。多分チームでは一番弱いくせに。
説明していきたいと思います。
〈続く〉
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます