2022.04.10 KAC反省会(2)
前回に引き続き、反省会をやっていきます。どうせ脱線すると思いますけど(笑)。定年退職する上司からの引き継ぎや展示会関係でどんどん月日がたってます。落ち着いたらどうせ暇なんですよ。
【88歳】ヘブンズ・ビーチ88
かなりの高齢ですからベッドでの生活を余儀なくされている人も多いでしょう。先日お亡くなりになった藤子A不二雄先生も88歳でしたね。どうしたら希望のある物語に料理できるかがポイントだと思います。
老人、老子、道教、不老不死、柔よく剛を制す、大器晩成、仙人モードあたりがキーワードになるかなと、ぼんやり考えていました。
病気や身体の不自由な人だったり、余命宣告された人々が行く、フルダイブ型の仮想現実世界という設定にしました。
そして寿命で肉体が滅んだとしても、体感時間を変化させることで、永遠に生きることも可能になるという展開に。
気功や波紋やチャクラや小宇宙を練る方法を学んで体内のストッパーをぶち壊す、いや、また設定の押し売りみたいですけど、神仙思想は紀元前からありますから、『不老不死』は面白いテーマですよね。
衣食住や贅沢を尽くしながら、なお足らずに永遠の命を手に入れて快楽を永続化しようという悪い帝王のイメージがあります。おおくの人が不老不死を望まないっていうのは、銀河鉄道999とか火の鳥で不老不死の悲劇が描かれるようになって、生まれた発想の影響だと思います。
「病んだ状態を修復する」、「欠けた何かを埋める」、というような漠然としたものが創作共通の理想としてあるので、不老不死をテーマにした作品は多いんでしょう。
またフルダイブ型みたいなSF設定は、心と身体を切り離して考えることで、外形にのみ執着することの愚かさを描いたり、気高い人間性を描いたりするには面白いとおもいます。
【焼鳥の出てくる物語】霊薬〜口にうまし足に臭し
本人の居ないところで陰口を叩くのが好き、という彼女が主人公(笑)。最低なことほど言わせていて楽しいですよね。焼き鳥から酒、愚痴、悪態、陰口の発想になるのは自分だけじゃないはずです。
そういうストレス解消がここ何年もコロナで出来なくなりましたね。ご馳走してもらったり、食べ物だけでなくとも楽しいスポットを紹介して貰ったりする良い機会が無くなってしまうのは残念ですね。
何かあったら責任とれないし、マスクしながらじゃ楽しめないですから。反面、楽しまなくていい代わりに、嫌なこともしなくていいよっていう感覚が芽生えてきたように思います。
何年か前までは頑張れば何とかなるっていうことも、このご時世だと頑張ってもどうにもならないっていうステージにシフトしてしまったとも言えます。イベントなんかは、やっても赤字になる会社がいっぱいあるんじゃないでしょうか。
終戦間近の日本みたいな考えは捨てたほうがいいですよね。無理なことは無理なんですから、下手に頑張って、赤字や戦争を長引かせるより、妥協案や落とし所を模索するほうが健全だと思います、俺じゃないだれかがw。
完全に下っ端の意見かもしれませんけど、もっと素直に「助けてください!」とか、「ミサイルやめてください!」とか「殺るのも殺られるのも嫌だ!」って、トップが泣きながら、もっともっと世界中に訴えるしかないんじゃないかと。
あと一週間はやく白旗ふっていれば原爆もおとされなかったし、大空襲もなかったかもしれませんよ、日本だって。こんな状況じゃ、実際に鉄砲を持たされて、隣の国まで連れて行かれたら、自分たちだって平気で人を撃っちゃう可能性ありませんか?
みんなが頑張るから、強いからいけないんです。俺は弱いから絶対に嫌です。肉体的にも精神的にも金銭的にも弱者ですから、家族は守りたいですけど、国とか守るのは無理ですって言っておきますよ。誰にだよ(笑)
だいぶ脱線しました、失礼します――。
現代ドラマ一択のお題ですが、秘伝のタレから霊薬に繋げてみました。漢方生薬とか伝説の実、錬丹によってできた丹薬、毒の危険性のあるものが回復薬になるという可能性はありますが、焼き鳥を持ってきたのは追い込まれていたおかげですw
【出会いと別れ】ピーナッツ!
現代コメディです。出会いは何がきっかけで、よくなるか悪くなるか、受け取り方しだいですよね。初対面の苦手な主人公が無意味な「ピーナッツ」という台詞を教訓に人生を変えたお話です。
【私だけのヒーロー】おもちゃの国
SFです。以前、呪術廻戦を見てきたときに、娘ちゃんから玩具で戦うヒーローがカッコいいんだよというのを聞きまして、某名探偵に出てくる博士をイメージして書きました。
最近はガジェット系のアイテムを使った作品を見ていないですが、子供のころから不思議道具、変身ベルトや魔法ステッキ、コンパクト、ロボットに変形するライターだったり、戦士の銃だったりライトセーバーだったり、憧れたもんです。
あれが、玩具を売るための仕掛けだったといわれれば悲しいですが、そんな玩具に必然性を持たせて、戦わせるなんていうのは設定としてアリだと思います。単純に想像力が湧いて楽しいですよね。SF作品には小道具が大事!
【猫の手を借りた結果】猫又の娘
これは白状しますと「転生した骸骨兵士〜」という自作長編のアイデアを一部、再利用しております。猫又妖術が骸骨剣、猫又が剣術練習用の案山子オート・マタですから、似てますが自分のだからいいよねwってことで。
もともと魔法であらゆる剣術をトレースした骨の案山子ですが、拾った子供を育てます。その子が転生したら骸骨兵士になってしまう。親子ですからね、似ちゃうんです。骸骨剣は水の用心から、風、火、愛の用心という技名でしたw
やっぱり猫又と同じく、人間から避けられるのは一緒です。異世界、コメディ、泣ける、バトル要素も全部入れた意欲作ですが、不思議とカクヨムではあまり読まれないんですよね。
一年前から、〈なろう〉で12,000PVに対して〈カクヨム〉で3,600PV。こうも差がつくと、ジャンルの問題でもないように思います。カクヨムは過去作がほとんど読まれないのが原因でしょうか。
この物語が好き、とか長編で読んでみたいと思っていただけたら是非、骸骨のほうを読んでくださいませ。
【真夜中】イエローモンキーズ
戦争モノを書きたくなってしまいました。短編ですから、最初に脱獄兵の情報や、子供たちが捕虜にされているという情報を入れないといけませんでしたね。今更ですけど、そういう部分はもったいないかも。
でも文字数いっぱいなのでOKにしました。さっきも書きましたけど国を守りたいっていう意識は、ここ数年のアメリカの愛国心に影響されているような気がしています。かつての日本人は、お家を守るっていう感覚しかなかったんじゃなかろうかと。
家族が優遇されるなら、子供や子孫の為になら何でもするけど、政治とか土地のためにといわれると違う気がする。死んだら祀られて神様になる文化っていうのもありますから、結局子孫、子供のためになら戦うことも正当化されるのかと。
そんないきさつで脱走兵を助ける任務にしようか迷いましたが、子供にしてしまいました。感覚で書いてるので詳しくはいえませんが、そのほうが日本人らしいとは思います。
このお題で「ラーメン独裁者」という作品を書きそうになりました。夜中にいくラーメンが美味すぎて、頑固なラーメン店の店長に誰も逆らえないというストーリーです。独裁国家にいると、仲間を密告したり、裏切ったり、自分だけ食べようとする独裁国家アルアルを盛り込んだコメディを書こうかと思ったんです。
「お前も独裁国家にいたらこうなるんだ!」みたいなオチにしようと画策していたんですが、あるあるがブラックすぎて笑えないのでやめました。やめてよかったですw
【日記】失われた孤島
ラストは壮大な世界を書きたいっ、となると日記で人生を振り返るか。先のことがかいてある予知夢みたいな未来日記っていうのがあるから逆に過去日記は!? それ、普通の日記だなw
王道ですが、誰かの人生そのものを書く〈なんとかダイアリー〉が一番いいかもなって思いました。これも4,000文字かつかつで、孤島での人生です。もっと自然の描写や火山の噴火、死んでいく人々を書ければ良かったかもしれませんね。
生成と消滅を繰り返す世界、日記はそもそも存在しているのかどうか。遺伝子の記憶かもしれません。自分たちが学びだと思っていることは、かつての知識を思い出しているにすぎない、というのはイデアの哲学ですね。
以上になりますが、いかがでしたでしょう。思ったより裏の設定はあんまり無かったですね(笑)。なにか皆様の創作のヒントになるようなモノがあれば、どんどん利用してくださいと、思っております。
これをお読みのかたは、プロを目指しているかたもいると思います。自分はまだ、共に行けるかわからない世界へ旅立つザックとリオナを見送ることしか出来ないかなって思っておりますが、カクヨムは続けていきたいと思います。
ココ最近、忙しくなってしまいヨムヨムも滞っておりますが、今後ともよろしくお願い致しますヽ(^o^)丿!
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