2022.04.03 KACお疲れさまでした

 お題にそって〈11の物語〉を描いていく企画。とにかく完走を目指す方々は強者ぞろい。ハードな締め切りに、難しいお題、頼まれもしないのに挑む姿勢には感動すらしますよね。自虐的に言ってますけど。


 要らんタオルケットの為に何故それほど頑張れるのか。クオリティの高い作品がサクッと読めるのは嬉しいですが、お題を網羅した連作でくる人、お題からは誰も想像つかない展開でくる人、お題によって文体や作風、詩篇なんかに変えてくる人など、そうとうなテクニシャンだと思います。シモネタではありませんがw。


 単なるイベントですから趣味の領域っていう悲壮感もありまよね。でも手軽に★やコメントを貰えてモチベーションをあげられるのがカクヨムのいいところ。「人は褒められて育つ」っていいますから、もっと若いうちに褒められていたら俺もグングン伸びたのにって思います(笑)。


 それと勝手なイメージですが、カクヨムの女流作家さんは本当に面白いですね。あまり女流作家さんを知らない僕がいうのも何ですけど、今まで無縁だったテーマに向き合ってくれるのが新鮮だったりします。


 客観的な見方というか、外側から自分を見る感じ、自分ならつまらなく書いちゃう場面でも掘削機のようにガンガン掘ってくれるんです。性的な表現や場面、人物の描き方なんかは、これは女性だから描けるのかなぁと関心するばかりです。


 男は一回の山場が終わると、すぐに賢者タイムに突入するという欠点がありますが、女の人って一回の行為で何回も達するっていうじゃないですか、データ無制限ってずるいですよね。4Gでも5Gでもガンガンですよ(シモネタですw)。


 失礼しました。では本題ですが、自作11作を振り返っていきたいと思います。URL貼りませんね。近況のほうに貼ったしいいですね、どうせ脱線するし。


【二刀流】最悪の魔法

  

 まず、たしか二刀流のキャラを描いた覚えがあったはずだって思いました。「9番目のカード」電撃二次落ちの異世界ファンタジーで……タロットカードに沿ったの異能力がテーマで主人公は〈隠者〉の能力を持つ目立たない青年。最終的に戦乱の世界から魔法を消して(隠して)しまうという物語です。


 いま見るとアラだらけの作品ですが、〈愚者〉の能力を持った二刀流キャラの能力が魔法無効化だったんです。フィールド魔法は〈死神〉の能力で登場。ファンタジー系で連作が書ければ、リライトにも繋がるじゃないかと構想していました。



【推し活】姉貴の推し活


 二話目にしてファンタジー構想は捨てました(笑)。だって推し活ってアイドル限定の言葉じゃないですか。個人的にイメージが悪いのは、お金を出すかどうかっていう問題が絡むからかと。ただのファン活と違うのは単に額の違いだと思うんですよ。


 わざわざタダで済むようなイベントに大金を突っ込むわけでしょ。そうなってくると家族持ちの自分としては、ガールズバーに行ったり、キャバクラに行くのと同罪ですよね。金にうるさいな、俺(笑)。


 キャバクラに通ってるあいだに気があって、ただで食事にいったり、夜の行為もタダで出来るようになったら、家族も得したねっていうかもしれませんけど……って、言うわけないじゃないですか!


 息子の受験が終わって支出も多い時期です。高校は受かってくれたんで、本当にありがたいんですけど、ノースフェイスの四角いリュックやら、自転車の新調、眼鏡にコンタクト、スマホの買い替え、制服や教科書、春休みに友人と毎日のように遊びに行くので、その時着る服や普段使いに持っていくカバンとかまで、じゃんじゃんお金つかいおるんですよ(笑)。


「姉貴の推し活」のイメージもそんなものだったので、逆に正しい部分が表現できたのかもしれません。自分は推されたいくせに、推し活(というか支出)に良いイメージがないというクソみたいな俺ですが、ぜひともお確かめくださいませw 



【第六感】ブラック・マーケット

 

 異世界ファンタジー、現代ドラマときたら、近未来SFですよね。最初の構想どこへやら。第六感なんて必要ないビッグデータにすべてを管理された社会。結婚相手や就職、デートやエンタメまでがアプリやAIに指示されます。


 これ、AIが自動運転なんかするようになったら、渋滞もなくなって石油も最低限で済む未来がくるかもって話、ありますよね。洋服や生活用品の生産数も分かって、無駄な労力はドンドン無くなっていきます。


 AIが消費量を先回りして生産していくので、資源問題やエネルギー効率もよくなっていく。でも考えたら完全に共産主義国家みたいじゃないかって思います。


 コメントでやっぱり気付きがありましたが、設定に乗っかりすぎず、主人公を好きになって貰える作品は高い評価に繋がるのかもしれません。


 骨組みも大事ですが、データやAIに抗ってでも自分の恥ずかしい初恋を信じる主人公には共感は持てなくとも、好感は持てます。


 世界観や設定も味付けとして機能すればそれでいいと割り切ることが大切だなと感じました。反省としては、もうちょっと主人公のデキるところを見せればギャップがうまれてよかったかなって感じです。

 

【お笑い/コメディ】試用期間のなんでやねん


 えっ?……ですよね。三つもジャンルまたいだのに、さらに求めてくるとは。こちらを翻弄しようとの目論みですか、お見通しですか、所詮は運営の手のひらで転がされているのですか? と問いたくなるテーマです(笑)。


 コメディはノリで書くほかありませんが、笑いにするには真面目なシーンからはじめないと話にならないと思ったわけです。


 優しい爺さんとか弱者が転んでも笑えないけど、部下に厳しい社長とか独裁者が転んだら笑えます。結果、いっけん真面目そうな職場からはじまって、実際は遊んでるような会社を研修期間で辞めるという話になりました。


 勢いで描いたのでテンポは良かったと思いますが、このテーマでコメディに振り切った数々の作品を読んだら、面白いと感じた作品はすべて単純にボケ数が圧倒的に多いんです。


 質より量というわけでもないんですが、満足感を得るには最低でも10ボケ位は入れなくては駄目だったなと反省しています。問題は文章で笑わすには、ボケ1に対して突っ込み1だとテンポも何もあったものじゃないという部分です。


 真面目にやってるボケ師匠にボケ弟子がボケを重ねて、ボケた作品がうまれて、やっと客が突っ込むくらいでないとスピード感がでない。そこで悩んで、対話形式にしたり擬音を使ったりといったテクニックも必要になる。


 ドドドド――……。とかの効果音や「アハハハハ!!」のような文章は字数稼ぎだといって嫌う方々も結構いますから、迷いますよね。かといって、彼女は身体をくの字に曲げて手を叩きながら、甲高い声をあげて笑った。と書いたところで、伝わるのかっていう問題もありますから。


 あとの半分は理想ですよね、楽しい職場。仕事の話になりますけど、ここ2年位コロナ禍で赤字だっていう会社や部署は多いと思います。俺の会社もね、役員は会社に居座ってるのに60歳定年で辞める先輩方が多いんですよ。


 だから仕事は増えるのに給料はむしろ減っていて、残業も休日出勤もタダ働きなのに、社長に文句を言っても、儲けて自分たちで変えていくしかないんじゃないか、予算だって決算だって自分で出してるんだから、自分たちで考えろっていいますね。


 儲かってないんだから人員の補充なんてない。出来ないなら次の人にやってもらうしかないけど、って態度。


 だいたい年とってくると、温和になる。丸くなるって思ってましたけど、自分も含めて若いときの方が丸かったんじゃないかと思います。従順だったとか、誠実だったとか、馬鹿だったとか理由は一つじゃないでしょうけど。


 もちろん表に出すようなことはしませんけど、内心ではムカついたり、イライラしたり、カッとなったりすることが多くなった気がするんです。景気や時勢だからだよ、って答えも全然間違いではないとは思います。

 

 飲み会やミーティングだけじゃなくて人が集まらなくなったから、不愉快な思いをするくらいだったら、行かなければいいし、そもそも行かないという選択肢を、どうどうと選んでる人がいかに多いかっていうのが、浮き彫りになった気がします。


 会社で説教されたりすると、無駄に反論もしたくなります。どうせ平行線の話なんだから、他の方法を考えましょうよってお互いに言えないんですね。新しいこととか、別のやり方を知らないから「これは、こうだ!」ってぶつかっちゃう。


 雑談して意見を吸い上げて、じゃあお前これ、こうやってみたら、なんて歩み寄る場面も、余裕もない。コミュニケーションもなくて何も把握していないのに立場だけで怒るのって、すっごく器の小さい無責任なことだなって思うと、やっぱり怒るって感情はイケナいよな、と思っちゃうんです。


 長くなってしまったので、今日はこのへんで続く――(∩´∀`)∩。


 

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