第5話 孤立無援から始まった。

 ちなみに、第1夫人だけは20代じゃなければ嫁げないし、実家も富豪だから贅沢し放題。とりまきの夫人たちも美人でスタイルの多い人ばかりだったし、金と物をいわせて乳母グループを買収してた。


 当然、こっちは私じゃ駄目。鼻にもかけて貰えない。まぁ最初からこの女なら余裕って思われて結婚を許可されたから良かったんだか悪かったんだか…。


もうひとつの乳母グループも素直で、可愛らしい人とか。何いわれてもめげないうたれづよい人とか。愛人だけど、頭のよいメイドさんで、乳母からいづれは紹介されて地方の豪族の夫人として結婚する予定だったり。


 こちらには人脈があったのと、主人は乳母に弱いから、好かれると一緒にいる時間が増えるから第1夫人グループのとりまきの買収をこちらもしてた。


 ここも性格悪いし、すぐに凹んで落ち込む私には居場所はなかったし、好かれなかった。


 





 

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