第3話 アライブ王国の宮殿から始まった。

 そもそもこの国で、第5夫人まで認められるのは、はるか昔の某世界大戦において、たくさんの男性がなくなり、未亡人が増えたことだった。


 表向きは未亡人の救済措置だったけど、好き者の権力者が、戦争中だったし、生めよ増やせよで、自分の家の栄華を極めたからだったかもしれないと私は思っているわ。


 だって、男尊女卑の考えも入っている国なのに、ここは古金の国(私が元いた国の名前)の戸尾時代の大奥かってくらい、主人の乳母さんと第一夫人の力が強く、両方の派閥がいつも下らない権力争いをしているんだもの。


しかも、外への反動なのか家庭内では夫は2人の許可を書面でとらないと何もできないしきたりがこの国では横行しているし。

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