前のエピソード――＃２　真・女神転生Ⅲ NOCTURNE：HD REMASTER

　UBISOFTが開発。2016年3月10日に発売したゲーム。

　UBISOFTが開発したゲームで良く、タイトル名に『Tom Clancy's』と付いていますが、これはTom Clancyという作家の名前で、小説が元になったゲームの事を示しているんです。

　と言っても英語の小説ですし、読んだ事が無いのでどこまで原作通りかは知りませんが、Divisionの世界観はどんな物かと言うと、

　舞台はアメリカのニューヨークで、『ドルインフル』と呼ばれる新型ウィルスのテロがブラックフライデーに発生し、多くの死傷者と混乱に陥り荒廃したニューヨークが舞台となります。

　それにより、ニューヨークは他の地域から完全に封鎖され、交通機関から経済、あらゆる施設のサービスが停止し、避難所が作られるも、縛られた生活に我慢出来ずに暴徒化する市民。更には混乱に乗じて刑務所にいた囚人が脱獄し、犯罪者の組織まで作られ、荒廃したニューヨークを支配しようとする始末。

　そこで民間人の中で特殊な訓練を受けた『ディビジョン』という名のエージェントが大統領令で招集され、本目的に封鎖前に出動して以来、行方不明になった第一波のエージェントを捜索する事を置いてニューヨークを救助する第二波としてプレイヤーは出動する事になります。

　これまたUBISOFT特有の再現度は荒廃したニューヨークと実際のニューヨークを見比べる事が出来るほどで、本当にその細かさにびっくりします。前回の＃1でも言ったように、UBISOFTの作るゲームって高クオリティで、且つ現実であり得そうなミリタリーチックで凄い厨二心擽るんですよねぇ。

　今回のディビジョンは、民間で特殊訓練された組織と言っていますが、ニューヨークの救助支援において政府から武器や兵器、化学兵器まで使用OKされてる組織なんですよね。ただまぁ、化学兵器は度が過ぎているので本編で使う事は無いんですが、ディビジョンエージェント専用に開発された装備がこれまた格好良すぎる。

　ディビジョンの本目的である第一波捜索で、見つかる第一波のエージェントも勿論ディビジョンエージェントな為、プレイヤーが使える装備そのまんま使ってくるので、最初は『そう言えば』という気付きと同時に苦戦しました。

　現実であり得そうなと言いましたが、技術面に関する知識も皆無なので、あくまでも僕の想像です。そのディビジョンが最も基本に使うのはISAC（アイザック）という腕時計型の行動支援AIで誰もが憧れるホログラムでニューヨークのマップが立体表示されるんですよね。

　これも格好良いんですが、普通にこんな機能なくてもこんな形の腕時計欲しい！と思える程で、他には味方エージェントのバイタル検知や、敵の察知、無線機能、汚染度の検知等々……度々ボイスで教えてくれるんですよね。『敵の増援を検知。注意して下さい』、『味方のエージェントが救援を要請しています』とかとか、いやフツーに目覚まし時計でも欲しいレベルですw因みに声優は山本兼平さんです。

　他に高性能な戦闘支援機材。要はガジェットを多く持っていて、自動的に標的をロックオンするタレットや、敵を追尾して足下で爆発する追尾マインだったり、周囲の見方を継続的に回復させるサポートステーションだったりと。何かとエフェクトが格好良くて結構に役に立つ物ばかりで、ゲームを進めていくにつれてどんどん楽しくなってきます。

　さて、ディビジョンはこれらの装備を使って暴徒や組織の無力化、支援物資の回収、逃げ遅れた人の救助をしていくのですが、暴徒や組織の中で最も無法地帯で、やばい物で、『ダークゾーン』(DZ)という場所があるんですが、ニューヨークの中心部が最も感染が酷く、郊外から高い壁で完全封鎖している地域があります。

　そこではディビジョンの本部との無線は完全に遮断され、ISACの支援も最低限となり、誰もが『ローグエージェント』になれる地域があるんですね。ローグエージェントとは、その名前の通りで規則に縛られず、目の前にいる人間は全員敵。みたいな感じで味方プレイヤーと一緒に潜り込んでもリアルで信頼されない限り、いつでも裏切られる可能性があるんですね。

　途中までは協力関係でも最後まで油断してはいけない。敵も自分のレベルの+15以上で出て来るので、潜る前にガッツリ装備していないと集団戦では特に蜂の巣のされやすいです。そのせいでダークゾーンに一度入ったは良いものの、出口に行くまでに殺されてなかなかダークゾーンから脱出できないなんて事もありましたw

　またその逆も、わざとローグエージェントになって出口で待ち伏せるのも楽しかったですね。

　とまあ、そんなこんなで、あくまでも感想なので、ストーリーや登場人物の解説はしません。ただ世界観やディビジョンの追っている真相を知りたければ是非やってみてください。次作のディビジョン2も1の続編になっているので、順番にやる事をお勧めします。これにて以上です。