第3話 出会いスルーの第1階層
階層1
乙女ゲームの世界に転生した私は、様々な準備を行って、念願のダンジョンに足を踏み入れた(借金はしてない。事前情報があるのにそんなポカやらかしてたら、ダンジョン攻略どころじゃないでしょうに)。
「あっ、ねぇちょい君!」
なんか赤髪の男性が話しかけてきたけど、無視、無視。
ダンジョンの入り口で攻略対象に絡まれるという初イベントが起きたが、華麗にスルー。
人生初ダンジョンの第一歩に、感動していた。
「ここが、夢にまで見た異世界のダンジョン!」
ここから、私のダンジョン探索ライフが始まる。
ダンジョンは世界の各地に存在しているが、やはり記念すべき初ダンジョンは思い入れのある所からが良い。
というわけで、わざわざ故郷からここまで山を越えて谷を越え、やって来た。
「さっそくマッピングよねっ!」
乙女ゲーム世界であることを忘れて、私はさっそくマッピング用の用紙をとりだした。
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