第二話 怪しい母親
『昨日午後、……駅のホームで、またも人が何者かに電車の入ってきたタイミングで突き落とされ、線路で電車と接触し、死亡する事故が発生しました。警察は現在、近くにいた人に事情を聞いています。』
ふーん、圭太の言ってた話ほんとうだったのか。で、何?ホームが呪われてるって?そんな非科学的なことがこの世にあるわけ無い。偶然だろ、偶然。
と、そんなことを考えていると、突然母親が部屋に入ってきた。
ったく、何だよ、ノックくらいしろよ。
文句を言おうとして、違和感を感じた。
なぜだろうか、母親の顔がいつもより黒ずんで見えた。まるで闇にでも包まれているかのように。
「なんか今日顔黒くね?」
母親は何も言わず立ち去っていった。ただ、母親が部屋から出ていったときに、どこからともなく、ブォン、という不気味な音が聞こえてきた。今まで聞いた中で、1番不気味な音だった。
全身がゾッと震え上がるような。
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