第52話 アルカナ対戦(序章)
リリスは地下の施設を後にして、地上に出た。
(リリス) 「やっと念話が使える。こちらリリス、賢王様お伝えしたいことがあります。」
リリスはつかさず念話を使い賢王とコンタクトをとった。
(賢王) 「すぐに魔法適正陣営に集合してください。まもなく実行致します。」
(リリス) 「かしこまりました。すぐ向かいます。」
そういうと、リリスは霧属性の魔法を使いその場を後にした。
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その頃、魔法適正陣営の山の麓では、、、
(ノワール) 「姉さん、私です。」
(???) 「ノワール。今は1人ですか?」
(ノワール) 「はい。1人で魔法が干渉できないようウォールを張りながら念話しております。」
(???) 「今、連絡してきたということはそちらの情報は今激化しているんですね。」
(ノワール) 「はい。聖剣第1項が抜かれ、賢王アルグレイシャは動揺しています。この調子で魔力適性陣営と魔法適正陣営で戦争が始まれば、賢王は力を使わざるおえないと思います。そこがチャンスかと、、、」
(???) 「分かったわ。こちらも準備を進めますから、貴方も力を戻しておきなさいね。」
(ノワール) 「かしこまりました。姉さん。オーサ・オブ・イーブル。」
(???) 「これであの女を倒し魔族の勝利を収めます。。。。」
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アルカナでの大戦はもうすでに始まっていた。
中立都市アルカナより10キロ離れた位置にて各々陣地を作りそこで魔法と魔力のぶつかりが行われていた。
聖騎士、賢星はまだでておらず、軍として起用していたものたちで激高していた。
(魔法適正陣営 男) 「ようやくだ!お前らに力の強さがどれだけがみせてやる!みな集まれ、混合魔法。炎爆陣通」
魔法適正陣営の混合魔法が炸裂し、円形の炎と土の泥濘が生じた。
(魔力適性陣営) 「暑い、そして動けない、なんだこれ。」
魔力適性陣営は魔力しか持たないため、剣や槍、投擲といった原始的な事しかできず予想通り魔法適正陣営の魔法に飲み込まれていく。
(魔力適性陣営) 「嫌だ、死にたくない。しかし、ここで倒れては1番の恥。身体強化!!!」
(魔法適正陣営) 「滑稽だな。魔法と魔力だと格が違うんだよ、土魔法 砂漠大勝陣 そのまま飲み込まれて息絶えるんだな!はははははっ!」
圧倒的劣勢が繰り広げられている中、
(システィーナ) 「聖剣アマミカミ、私に力を貸して。光の波動!!」
システィーナが前線にきて魔法と聖剣の融合魔法を使い、その場の炎や泥濘が一気に消えたのだ。
(システィーナ) 「ここは私が引き受けます。そして聖騎士で対抗しますので一旦下がってください。」
(魔力適性陣営) 「しかし、、、!」
(システィーナ) 「命はひとつしかいりません。ここで死んでしまえばどんなに栄光があっても家族や親族に顔向けができなくなります。だからこそ今は私たちにお任せ下さい。」
システィーナがそういうと、、、
(ギャバン) 「よく言った!システィーナ!ここは聖騎士6人に任せるんだな。」
(ライカ) 「ギャバンは熱い男だね。でも、本当にそうだな。剣王の命令だ、皆さがりなさい。」
(クリス) 「それでこそですね!」
(キャレト) 「ここを食い止めて、賢王を倒し、いい国を作りましょう。」
(ヴォルト) 「ふん。おもしろいな。」
聖剣使い、またの名を聖騎士。
6人が一気に集結し、対戦が始まろうとしていた。
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