第44話 突如として
聖剣第1項を手にしたカイトはクリスと一緒に魔力適正陣営のお城を後にして中立都市アルカナに戻っていた。
(クリス) 「ごめんね、学園にはいって2日目だというのに君に重荷を背負わせてしまって。」
(カイト) 「いえ、クリスさんが謝らないでください。ギャバンさんは選択肢をくれましたし、自分で選んだことなので平気です。この力で今にも起こりそうな魔法適正陣営と魔力適正陣営の戦争を止めれるのであれば問題ないです。」
(クリス) 「カイトくんは本当に大人だな。では、僕はこの後任務があるから宿舎にもどって休息をとるといいよ!また、1週間後に会おう!」
そういうと、クリスは聖属性の魔法(瞬閃)を使って消えていった。
(カイト) 「2日目にしていろんなことが起きたな。これから学園生活はどうなるんだろう。」
(聖剣 エクス) 「主。」
(カイト) 「どうしたの?」
(聖剣 エクス) 「主の所有している刀にも意思がありますがお話はされているんですか?」
(カイト) 「もちろんだよ!光(ひかり)と黒(クロ)とは深層意識領域でいつも鍛錬しているんだ。エクスもそれじゃあ、深層意識領域をつなげるから俺の魔力と同化してくれる?」
(聖剣 エクス) 「了解です。主。」
そんな話をしているとカイトの宿舎というなの協会の一室に到着した。
(光月) 「マスター、エクスとの同調終わりましたよ〜」
(黒夜叉) 「深層意識領域内でお待ちしております。光月、もっとしっかりしろ!」
(光月) 「黒夜叉はいつもうるさいんですよ。マスターもいいっていってるのですから、ね?マスター!」
(カイト) 「相変わらずだな、2人とも。とりあえずそっちに行くから言い合いはやめてくれ。」
カイトがそういうと座禅を組み、意識を集中させた。
(聖剣 エクス) 「お待ちしておりました。主。」
深層意識領域内で待っていたのは凄い綺麗な髪をした男だった。
その容姿は長い金髪でスレンダーなものだった。
(カイト) 「エクス、そんな感じだったんだ。めちゃくちゃスタイルもいいし尚且つかっこいいな(笑)」
(聖剣 エクス) 「いえいえ、主の方がですよ。この体は主を元に作りましたから。私はこのような体すらもありませんでしたから。それを黒夜叉様にやっていただきました。」
(カイト) 「そっか!ありがとう黒。」
(黒夜叉) 「いえ、とんでもありません。エクスは元々の力の性質がいいものでしたから。」
(カイト) 「なんか、自己紹介とか要らないっぽいねその感じだと。まぁ、聖剣第1項エクスカリバーだからみんなそこのところ宜しくね。」
(黒夜叉、光月、聖剣 エクス) 「はい!了解です。」
カイトが深層意識領域で刀と剣と会話している最中で中立都市アルカナでは避難指示がでていた。
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