第43話 魔剣の伝承
システィーナは聖剣の間にすぐ戻った。
(システィーナ) 「剣王、ギャバンさん少しいいですか。」
システィーナは扉を強く開け、あせりながら言うので
(ライカ) 「どうしたんだ、システィ。」
(システィーナ) 「先程、聖剣の間の隣の部屋に影の業(ゴート)と呼ばれているものが現れました。」
(ギャバン) 「影の業だと?それはキャレトとヴォルトがおっている組織の事か。」
(システィーナ) 「はい。その者は今、私たちや賢星などもおっている組織の長だとおもわれます。」
(ライカ) 「何!魔剣グラムを所持しているものの事か。」
(ギャバン) 「なぜ、そのような者がここに現れたんだ。」
(システィーナ) 「分かりません。しかし彼はカイトくんの事を王の器と言っていました。」
(ライカ) 「ま、まさか。彼らもカイトくんを狙っているのか。それは非常にまずいな。皆に紹介するまでシスティ。カイトくんを警護するようにお願いしてもいいかな。」
(システィーナ) 「かしこまりました。1週間何も起きないように尽力します。」
(ギャバン) 「よし、システィーナ下がりなさい。」
(システィーナ) 「はい!」
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(クリス) 「しかし、さっきのは一体何だったんだろうね。」
(カイト) 「本当です。まさかそんなすごい人だったとは。」
(クリス) 「僕達聖騎士たちは彼らを追っている。でも、手がかりが全然なくてね。」
(カイト) 「なぜ、クリスさんたちは彼ら影の業を追っているのですか?」
(クリス) 「彼らは罪のあるものを罰している。しかし、やりすぎてしまうんだ。警務部に託せばいいものを彼らは時として殺めてしまう。それが剣王やギャバンさんらはよく思っていない。だから、話だけでもしたいと仰っていたんだけどね。」
(カイト) 「そんなことがあったのですね。」
(カイト 心) 「でも、彼は俺の事を王と言った。何かがひっかかる。それになぜ俺のことを知っていた。」
カイトは疑問が残りながらクリスと魔力適正陣営のお城を後にした。
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(???⑴) 「ようやくお会いすることが出来ました。あの時、ミコが言っていたように黒い刀で魔物を一掃していた者がカイト様だったのか。」
(???⑵) 「久しぶりに笑っていますね。」
(???⑴) 「もちろんだ。笑みがこぼれてしまう。私の影魔法をいとも簡単に消したのだから。この魔法は賢星や聖騎士ですら何も出来なかったものだ。それをいとも簡単に。王がリベリオンを持つ日は近い。さすれば光と闇を有した最強となられる…」
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