第37話 聖剣の力

ライカ・クロニクル 魔力適正陣営の剣王にして聖剣使い。

そんな者に15歳の少年が会うのは稀有な話だ。


ライカが海斗に対して自己紹介をしたので、

(海斗) 「初めまして。永劫学園1年のカイト・アマツバといいます。」

(ライカ) 「カイトくんか。よろしく頼むね。」

ライカは笑みを浮かべながらそう言った。

(ライカ) 「早速だがカイトくん。本当にその力があるかをここで証明してくれるだろうか。一応、ギャバンやクリスから聞いてはいるから嘘ではないと思うのだけどね。」

(海斗) 「分かりました。集え、ダイアーク。」


海斗はギャバンやクリスに見せたものとは違う、アークを上回る魔法を見せた。

ダイアークは魔族、魔物に対しておいては最強の魔法となりうるもの。なぜならば、アークは浄化の上位互換なのだから。

海斗が魔法を放つと左手から直径10メートル範囲で球体が現れ、光を照らしたのだ。

そして魔法発動後、聖剣達はまたも光出したのだ。これはギャバンやクリスそしてライカの聖剣も光だした。


(ライカ) 「そうか。君が聖剣第1項の力を有していたのか。ごめんね、野暮なことを聞いて。術を解いていいよ。」

ライカがそういうので海斗は術を解いた。

(ライカ) 「うん。間違いなさそうだ。カイトくんこちらに。」


ライカにそう言われ、一緒に歩いていった。

王座の間の後ろに階段の様なものがあり、そこを上がって行くと、台座に剣が刺さっていた。


ライカは立ち止まり、海斗にこう伝えた


(ライカ) 「これより先は僕達はいけないんだ。結界のようなものが貼ってあってね。」

(海斗) 「分かりました。」

カイトはその結界に足を踏み入れた。いとも簡単に入れたので内心驚いた。

そして剣の前に立ち、左手で剣の柄をもった。

そうすると聖剣はとてつもない光を放った。

目の前が見えなくなり海斗は目を瞑った。そして目を開けると黒夜叉や光月と最初に出会った様な場所にいた。そこには騎士の様な方がいてその方の前まで歩いた。

(???) 「そなたが私の新しい主ですか。」

(海斗) 「貴方は?」

(聖剣エクスカリバー) 「私は、聖剣第1項エクスカリバー。皆この剣を持つ時はエクスと読んでいました。」

(海斗) 「エクスか。よろしく。俺はカイト・アマツバ。種族はハイヒューマンです。」

(エクス) 「私を使うものでハイヒューマンは初めてです。だから、こうやって話すことが出来るのですね。」

(海斗) 「でも、みんなエクスって呼んでいたのでは?」

(エクス) 「一方的に呼ばれていただけであって私の意思は届いておりませんからね。」

(海斗) 「そうだったんだ。それより、俺が聖剣使いになってもいいのか?」

(エクス) 「もちろんです。我が主。」

エクスがそういうと目の前がまたひかり目を開ければさっき居た台座の所に戻ってきた。

その時にはすでに海斗の左手は聖剣第1項エクスカリバーを握っていた。


※聖剣第1項エクスカリバーは「エクス」

海斗⇒カイトとこれから表記していきます。


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