第38話 誕生(1)
聖剣第1項エクスカリバーを抜いたカイトは晴れて聖剣使いとなった。しかし、問題点がある。それはカイトの魔力の特性である。左手からは光属性、右手は闇属性が放出されるということだ。しかし、エクスを抜いたことにより左手からしかだせなかった光属性、聖属性が右からも出るようなったのだ。だが、闇属性は左からでない。しかし、それも後に解消されていくことに…
カイトが聖剣を抜くと周りにでていた結界が消えライカ達がその場に入れるようになった。
(ライカ) 「おめでとう、カイトくん。これで君も聖剣使い。いわゆる聖騎士になったのだ。そして、これより君が聖騎士の中で1番上の存在になった。」
(カイト) 「いやいや、僕が1番上だなんて。」
(ギャバン) 「ライカ、流石にそれはカイトくんが可哀想だ。今まで通りライカが剣王を続ければいい。」
(ライカ) 「分かっているよ。冗談さ。それよりカイトくん。1戦交えてくれないか。聖剣同士で。」
ライカがそういうので、
(カイト) 「わ、わかりました。でも、ここでは・・・」
(ライカ) 「ワープ。」
ライカが聖剣をとり、術を発動。そして、直ぐに闘技場のような所についた。
(ライカ) 「ここの城は聖剣を使えばどこにでもワープできるようになっているのさ。よし、久々の模擬戦だ。」
(ギャバン) 「こうなったらあいつは止められないからな。」
(クリス) 「そうですね。僕も聖剣を手にした時はこうなりましたから…」
(カイト) 「え、もう始めるんですか??」
(ライカ) 「もちろん。本気で来てくれ。ここの闘技場は基本的に何をやっても壊れないから安心してきてくれたまえ。」
戦闘が急に開始した。
(カイト) 「エクス、どうすればいい?」
(エクス) 「いつも通り使ってくれて構いません。右手でも使えるように補正したので使いやすいかと。」
(カイト) 「まじか!それはありがとう。助かるよ。」
(ライカ) 「こないならこっちからいくよ!光武閃 四の太刀 光流し」
ライカは聖剣第2項マルクアビスで強力な技を繰り出してきた。
(カイト) 「まじか…神創神明流 総集神伝 白秋」
カイトも自分の出せる1番強い型で勝負を挑んだ。
しかし、カイトの力そして聖剣の力で型の力が増長されライカの聖剣をいとも簡単にはじき、ライカごと吹っ飛ばしてしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます