第17話 適正技術試験(1)
ガウェインは後ろの5人を下がらせ、戦闘準備に入った。
(講師 ガウェイン) 「俺はここの講師だ。ハンデとして武器はもたないでやる。どこからでもかかってこい!」
威勢よくガウェインは口にしたので
(海斗) 「武器を持たなかった事を後悔してください。」
そういうと海斗のユニークスキル閃光瞬身で一気に間合いをつけ、ガウェインの後ろを取り、刀を抜き首元に近づけた。
(海斗) 「これで終わりですか?」
海斗がそういうと、
(講師 ガウェイン 心) 「奴を捉えることが出来なかった。どうやって俺の後ろに来たのかわからない。テストだからといってなめすぎていたのか?」
(講師 ガウェイン) 「悪かった。たしかにテストだからといってなめていたようだ。本気を出してやる。お前も本気でこい!」
そういうと後ろにいた男の人から剣をとった。
(講師 ガウェイン) 「これは俺が冒険者の時から使っている大剣だ。ドラゴンの牙でできている。いくぞ。童。」
ガウェインは詠唱を開始し、身体強化、大剣に魔力をそそぎ海斗の間合いにはいった。
しかし、
(海斗) 「そのスピードでは俺をとらえることすら出来ない。」
海斗はすぐさま反応して、その攻撃をいとも簡単によける。
(海斗) 「神創神明流 中義 八咫鏡(やたのかがみ)」
神創神明流 中義 八咫鏡は相手の攻撃をかわし、その不意をつく剣技。下から上に振り上げることで相手の武器を振り払う。2手3手、相手の動きを遅くする技。
(講師 ガウェイン) 「なんだ、今のは。それよりも俺の大剣を片手で飛ばしやがった。」
(海斗) 「神創神明流 奥伝 月詠 この技は速さ、そして刀と自分の認識ずらす技です。今回はテストなのでこの辺にしておきます。」
海斗はガウェインの首元寸前で試合を止めた。
(講師 ガウェイン) 「完敗だ。素晴らしいかった。最初に侮辱のように聞こえてしまった言葉について訂正する。カイト・アマツバ!試験終了!お疲れ様!受かるといいな。永劫学園で待っている。」
ガウェインは最後に言葉をかけて、その場から去っていった。
(海斗) 「ありがとうございました。」
(海斗 心) 「やっぱり、魔力科は地位などでは判断せず己の能力と心身に向き合ってくれる人が多いと思った。魔法科は受けずともこっちに入学だな。」
海斗も大きな声でお礼をした後は試験会場を出ていった。
(魔力科を受ける人々) 「今のやばすぎだろ!あのガウェイン先生だぞ!適正技術試験で先生がここまで圧倒されたのって初めてなんじゃないのか?いや、でも魔力科の3年生にヤバい人がいるみたいだぜ。いやーやばすぎるだろ。」
会場は唖然とするものと歓喜に湧いているもの、妬みなどもつもので大いに盛り上がっていた。
(クリス) 「ほらー!任務行く前に見といて良かったじゃないですか。ギャバンさん!」
(ギャバン) 「剣王に任務の後、報告だ。あの動きそして、光魔法を行使してした。もしや...。」
(クリス) 「いい物も見れたことですし、いきましょうか!」
(ギャバン) 「お前がそんなことを言うな。いくぞほら!」
(クリス) 「了解です〜!」
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