第9話 大陸スフィア 入館ゲートの街
入館ゲートについた海斗は身分を証明する為のプレートをみせた。そしてなぜ、ここにきたのかの説明と手続きを済まして無事入ることができた。
(海斗) 「あぁー長かった。こんな厳重なシステムって聞いてないよ。それにここから中立都市アルカナに向かうとなると骨が折れるなほんとに。」
そんなことを1人で喋って居ると
(??) 「あなたも中立都市アルカナに向かうのですか??よければ、一緒の馬車に乗りませんか??アルカナ行きはこちらですよ。」
耳の長い女性が海斗に話しかけた。
(海斗) 「あ、ありがとうございます。親切に教えていただいて。」
(??) 「いえいえ。私も中立都市アルカナに向かいますのでちょうどと思いまして。」
(海斗) 「もしよければなんですけど、お名前を教えていただいてもいいです??」
(アイナ) 「私の名前はアイナノア・ベルベットと申します。アイナと呼んで頂けると嬉しいです。あなたのお名前は?」
(海斗) 「俺は天鍔海斗。よろしくね、アイナ。」
(アイナ) 「名と姓が逆ということは東の国の方なんですね。よろしくお願いします、海斗。」
(海斗) 「そっか、こっちだとカイト・アマツバになるのか。まぁ、気軽にかいとって呼んでくれると助かる!それよりもなんで中立都市アルカナに?」
(アイナ) 「今年から永劫学園の方に入学しようと考えていまして、入学テストを受けにです。」
(海斗) 「おお!俺も永劫学園に入学するためなんだよ。一緒か。受かるといいな。」
(アイナ) 「あら、ずいぶんと余裕な感じに見えますが…」
(海斗) 「まぁ、なんとかなるかなって思ってるからね。一緒にがんばろう。」
(アイナ) 「はい、受かるといいですわね。」
(海斗) 「まだ時間あるよね、出発まで。ここらへんぶらぶらしたいし、じゃあまた!」
そういうと海斗は走って去っていった。
(??) 「アイナノア様出発まではまだ時間がございます。ゆっくりと休める場所を確保しましたのでどうぞこちらまで。」
(アイナ) 「ありがとう。でも、永劫学園についたら護衛はいらないから。お父様に伝えて。分かったわね。」
(??) 「しかし…」
(アイナ) 「大丈夫ですから。私、案外強いので。」
(アイナ 心) 「かいと...。あの人の魔力が測れなかった。私はエルフの中でも魔力量と制御は得意な方なんだけど、あんなに何も感じない人は初めてだった。」
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(海斗) 「アイナ、めちゃくちゃ強いだろうな。魔力を隠しきれてなかった。俺の左目の魔眼で確認はしてみたけど聖女っていうスキルあれは半端じゃないな。」
海斗は街を散策しながらそう呟いた。
(海斗の左目の魔眼は人に見られないようにと眼帯で基本隠してある。瞳が赤色の為、目立つのを阻止するという名目で師匠から頂いたものでもある。)
※左目の魔眼は瞳術や鑑定などにも使える。
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