第10話
明日、連絡すると答えた誠の返事。それを半信半疑で信じるのは、自己防衛だ。連絡が来る可能性の方が少ない。それを言い聞かせないと来なかったときの落胆によって心が傷つくだろう。それを分かっていたから自分を守るために言い聞かせていた。連絡は来ないと。
そして、次の日。起きて携帯を見て予定通り落胆する。連絡は来ていない。またいつもの通り、Twitterを開いておはようとツイートする。
そして仕事に向かい、連絡してくれなかったね、とツイートする。すると返事は3。
やっぱりだ。いたちごっこ。それを知って無事に諦めようかと思いだし、お返事があることに期待をしてまたツイートしてしまう。
それからは暫く会いたいとも言えず毎日をツイートで積み重ねていた。いつ連絡をくれるの?と何度も訪ねるが、3の答えをしておきながら連絡は無かった。
誠のイメージから、これは立場があるからなのかな?と凛は思った。中途半端なことを誠がするはずないと。そう信じ込んでいた。
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